大遠足
「 感謝 」 などというと
古くさい道徳を持ち出すように思われるかもしれませんね。
しかし
これが古くさく見えるというなら
そのように見させる世のなかこそ
・・・ まちがっているのではないでしょうか。
人間の 「 強さ・弱さ 」 についていろいろと観察し 考えてみた結果
「 不平の多い人ほど弱い 」 ( 弱い人ほど不平が多い )
・・・ と思うようになってきました。
自分の成長過程にかえりみてもそうで ・・・
不平・不満が減ってきたことが とりもなおさず
精神的に強くなってきたことにほかならないようです。
「 不平のない人 少ない人が強い人 」 とは
じつに簡明で ・・・ 深遠な法則です。
不平の反対は 「 感謝 」 です。
であるならば 感謝という徳をもちだすことは 古くさいどころか
不平ゆえに心の弱い人が かくも多い いまの世においては
ひとつの急務とさえいうべきではないでしょうか?
自由 個人主義 権利の主張 ・・・ などの はきちがえが
感謝とか 「 恩 」 とかの思想を忘却させ
その結果
不平 不満のたくましく人心にはびこり
そのまた結果
精神的な拠りどころをもたぬ 心弱きものたちがふえて
ノイローゼ社会 ( 古い用語で申しわけなし ) ともいうべき世相を
つくりだしてしまった
・・・ と考えるのが 正しい判断なのかもしれません。
周辺にいる精神的にたくましい人たちを よく見てください。
かならず彼らは
不平をもつことが少ない人たちであるはずです。
( ・・・ ではありませんか ? )
もしあなたが 自分をいちじるしく弱いと自覚されるなら
あなたは まちがいなく
他人一般よりも不平が多いで人であるはずです。
( ・・・ でしょう ? )
不平の少ない人が
強い人 幸福な人 人生をおもしろく生きることができる人。
不平の多い人は
その逆 です。
たしかに たしかに ・・・ その通りであるにちがいありません。