ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

エア御用という空疎な言葉

2011-11-15 23:46:02 | いい加減なモノ
 お久しぶりです。「エア御用」という言葉をめぐるやり取りがここしばらく多いようで。で、「エア御用」という言葉の定義を確認しようと原発業界御用学者wikiを覗いてみたわけです。
ブラックバス問題に関わった人には懐かしい水口氏の名前が反原発の学者として挙がっていたりちょっとだけ面白かったですね。
ただ、御用学者wiki(とりわけエア御用の項目)について言えば、まぁ便所の落書きだわな、と。はっきり言って読みにくい。スレの発言をただ貼るだけで、情報量が無駄に多いうえに批判のポイントを抜き出すわけでもなし。ゲームの攻略wikiの方がよほど洗練されてます。これは逆に言えば、あそこに関わってる人間には他人からどう見られるかという視点がないことの証拠でもあります。他人からの視点を放棄している時点で社会に向けた活動としては失敗でしょう。ただの自己満足でしかない。
さて、ここから「エア御用」について書きます。

例えば、原子力産業とも原子力工学とも直接利害関係のない物理学者なんかが、
なぜか原発に都合のいい言説を垂れ流したり、原発事故を過小評価したり、
放射能はそれほど危険じゃないと触れ回ったり、反原発の人の足を引っ張ったり揚げ足とったりする。

単純に推進派vs反対派の「勝ち負け」構図で考えてる人

エア御用とは?よりいくつか引用
要するに疑心暗鬼。お前が言うなと言いたくなるようなものまでありますが。まぁ、はっきり言って政府や東電を利する発言であればだれにでも貼れるレッテルなので意味がないですな。水も塩も青酸カリもまとめて毒物と言っているようなもので。
不当なレッテル貼りかつ人格批判という議論の禁じ手を2つも含んでいるのですが、なぜか擁護する向きもあるようで。

科学的態度が、かえって取り返しのつかない事態を引き起こす - 教えたり、教えられたり

偉そうなことは言ってるんだけど、「エア御用」という造語の必要性は何ら論証しているわけでなし(「エア御用」というカテゴライズがどのように現実問題の解決につながるのか)。はっきり言って「俺が使いたいから使うんだ!」と開き直った方がいいようにすら思いますね。論者としての今後の信頼性はともかく。
上記の記事のブクマではこんな発言もあったり。

tari-G 有り体にいえば、今回の場合は、「エア御用」が科学的概念だと分かるだけの知性の有無が鍵になっているだけのことと思う

じゃあ、仮説の提示とその検証はやるんでしょうね?科学を名乗るのであれば。
「エア御用」関連の議論としては、

造語の必要性がない

とか、

 論法
などでほぼ論点が出尽くされているので僕が今更付け加えることも大してないわけですが。

はっきり言って僕はあと数年もすれば(下手すりゃ来年の今頃には下火かねぇ?)自然消滅するだろうし、関わった人間は何事もなかったかのようにしてると、ある意味楽観的に見ていますけどね。
ただ、呼ばれる方はたまったものではないですが。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
IAEAは (C-D)
2011-11-18 00:46:24
「エア御用」?それとも、誤用?

【 2011年11月17日 過剰な除染のマイナス面も指摘 IAEA専門家チーム提言 】
http://scienceportal.jp/news/daily/1111/1111171.html
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