ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

ならなしとり、バス釣りを語る

2011-12-03 00:43:27 | いい加減なモノ
 世間では檜原湖で釣った魚を食べて白血病で死んだだの言っておられる方々がいるようですね。

檜原湖ルアーと白血病死


公式にはっきりと否定されているのだから、さっさと引き下がればいいものを何をうだうだとこだわっているのかわかりません。どうあっても“原発のせいで死んだことにしてほしい”のでしょうか。
もともと、日本のバス釣り(ルアー釣り)はキャッチ&リリース(逃がす)といって釣った魚はなるべく殺さないように逃がすのが主流です。意図的に殺すのなんて駆除目的くらいでしょう。僕みたいな駆除方面に関わってる人間ならともかく、ほとんどのバサーは釣った魚(特にバス)は食べません。というか、そもそも進んで殺しません。彼らにとってバスは資源で少しでも楽しみを増やすためにリリースしてるという人が多いからです。バサーにとってリリースという行為は楽しみの根幹に近いものであり、かつて滋賀県がブラックバスを含む外来魚のリリース禁止条例を制定した時には反発するバサーが裁判まで起こしました。それくらいリリースにこだわるバサーは多いわけです。
さて、今回亡くなられた人がコラムを書いていたのは、ロッド&リールという有名なバス釣り雑誌です。当然、キャッチ&リリース推奨。そこと懇意にしている人間がわざわざ釣った魚を食べるなんてことをスモールマウスバスでするかと。
日本でルアーやフライ釣りといった疑似餌釣りをやる人は食用魚でおなじみのニジマスだって逃がしますからね?それくらいリリースという行為は浸透していて常識レベルなわけです。そこらへんの本にいくらでも書いてあることも踏まえず、思い込みを垂れ流して悦に浸るのは止めてほしいものです。
僕はバス釣り業界が大嫌いな人間ですが、こんな下衆の勘繰りを彼らがされるいわれはありません。
まったく。バス釣り業界嫌いな人間がわざわざこういうことを書くあたり、いかに無理筋な論証をしているのか理解してほしいものです。

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