
オグエラが焼かれた後、真夜中の12時から花火大会や歌・踊りが繰り広げられ、夜明けまでお祭り騒ぎが続くのだそうだ。海に入って前の年の厄を落とし、新しい年を新鮮な気持ちで迎えるというみそぎの習慣もあるという。昨夜は一晩中暑かったので、たぶん多くの人たちがこの古い習慣を喜んで実行したのではないだろうか。
この聖ヨハネの夜祭りは夏至を祝う異教徒の祭りがもとになっており、キリスト教到来後、夏至にもっとも近い聖人の祝日に形を変えたそうだ。それがたまたま聖ヨハネの祝日・6月24日にあたったということである(その当時は聖人も少なかったのだろう。今では365日、必ず誰かの聖人の日になっている。2人の聖人の合同祝日という日もある。それでも足りないので、11月1日は全聖人の日ということで、もれた聖人も集めてお祝いする)。というわけで、祭りそのものは聖ヨハネとは全然関係がないのだそうだ。祭り好きのスペイン人のことである。理由はいらない。
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