ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ミルフィーユ

2008-11-17 11:56:59 | 食べ物
21ユーロのコースのデザートは、アイスクリームかアップルとルバーブのクランブルのどちらかだったのだが、クランブルは売り切れということだった。「でもアイスクリームは嫌だ」と抵抗したら、27ユーロのコースのデザートから選んでよろしいということになった。で、苺のミルフィーユを選ぶ。

以前はこのレストランはサービスも料理もこの辺では最高だったのだが、今は両方の面で下降気味のようである。このあたりはシェフも給仕人も回転が速い。ムール貝は全然味がなかった。前菜とメインコースの間は時間が空きすぎだし(忘れられたに違いない)、出てきた料理もあまり熱くなかった。ウェートレスはいばっているし(この点は義理の弟と夫がユーモアをこめて注意したので、勉強になったことだろう)、たぶんヴィラ・マーティンの「エドアルド」に来るのはこれが最後になると思う。

ラムとコルキャノン

2008-11-17 11:55:16 | 食べ物
写真は義理の弟のスティーブが選んだラムの肩のロースト。特にコルキャノン添えというので、あえてこれを選んだそうだ。コルキャノンはアイルランドの伝統料理だが、イギリス料理の「バブル・アンド・スクイーク」に近い。要するに、マッシュポテトにキャベツを混ぜたものなのだが(ロンドン料理のバブル・アンド・スクイークはこれをさらに油で炒めるのだが)、伝統的には、真ん中に穴を作り、それを溶かしバターで満たし、一口ごとにこのバターの中につけては食べるのだそうだ。が、ここではバターはなく、あくまでも肉の添え物としてのポテトという形で出てきている。

また、ウィキペディアによると、アイルランドに古くから伝わる習慣では、ハロウィーンにこの中に小さな硬貨を入れるそうである。イギリスのクリスマス・プディングやスペインやフランスの1月6日のケーキと同様、この硬貨を見つけた人に幸運が訪れるということのようだ。

ブラックプディング

2008-11-17 11:50:37 | 食べ物
今日のペドロランドは

スペインでの食べ物編。10月初めにさかのぼるが、イギリスからやってきた義理の弟夫婦が、スペイン最後の夜に、1週間お世話をした御礼ということで、ペドロランド近辺では高級レストランの部類に入る「エドアルド」で食事をご馳走してくれた。最低一人当たり20ユーロ分(約2,500円)を注文するようにとメニューに但し書きがある。

わたしは21ユーロのコースから、前菜にブラックプディングのポーチド・エッグ添え、メインコースにムール貝のマリニエールを選ぶ。

写真でポーチド・エッグの下に隠れているのがブラックプディング。ブラックプディングはイングランド北部で特に朝食として人気のあるもの。南部ではそれほど頻繁にはお目にかからない。主原料は豚の血というので、嫌いな人も多い。でも、フランスにもスペインにも同じような血で作ったソーセージがある。