ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

ノーフリルズ・エアライン

2005-02-11 17:59:49 | 異文化・風俗・習慣
ノーフリルズ・エアラインの話題を昨年11月のメルマガで取り上げたが、「2000円ちょっとでスペインからイギリスに行けるんだよ」と日本の家族や友人に話すたびに驚かれる。おとといも航空会社からメールが来て、イギリスのケント国際空港・スペインのムリシア空港の片道料金が75ペンス(148円)だと言う。ただし、予約期間は今日までの3日だけと言う期間限定発売。たまたま、同じ日に夫の友人が来週の木曜日から泊まりに来たいということで電話をかけてきたので、この特別料金を教えた。その日のうちに予約を入れたそうだ。空港税などの税金を含めると、さすがに75ペンスでは済まなかったのだが、それでも破格の航空運賃にほくほくであった。

ただちょっと問題がね。この航空会社を利用して、先月末にイギリスからスペインに帰ってきたのだが、3度目の正直でやっとスペインにたどりついた。最初に乗った飛行機はパリ近辺に来たところで故障が見つかり、イギリスにとんぼ返り。30分後にジュネーブから到着する飛行機があるというので、それに乗り換える。こうして、予定の出発時刻より2時間半遅れて、再び出発。またもやパリ付近まで来たところで、今度は離着陸用の車輪が引っ込まないということでまたイギリスに戻る。幸い、車輪は下がったままだったので、無事に着陸した。これが逆だったら、胴体着陸というとても怖い経験になっただろう。

この間、一人の女性が飛行機の中ではややパニック気味だったようだが、全般的に乗客は落ち着いていた。地上職員や客室乗務員の要領を得ない対応にも、冷静にふるまっている。たまにはジョークも出る。このへんがイギリス人のいいところだと思う。

こうしてその晩はほかに乗り換えられる飛行機もなくなってしまったので(夜10時過ぎに2便が予定されていたが、そのうちの1便は最初に乗るはずだった飛行機が引き返してくる便だったので欠航になっていた)、空港近くのホテルに泊まった。空港・ホテル間の移動とホテル代は航空会社もちである。ホテルも海に面した大きな部屋でなかなか満足。でも、翌朝6時45分の便に乗るために朝4時半起きだったので、真っ暗でせっかくの風景を楽しめる機会はなかった。

翌朝はどこかから調達してきた飛行機で出発。今度は無事にスペインまで飛んだ。ここまでたどり着くのにずいぶんかかったけど、事故に遭うよりずっとましだっただろう。2つの飛行機が立て続けに故障するなんてことはめったにないので(あったら困るが)、航空会社の対応に時間がかかったが、できる限りのことはしてくれたということで、乗客もまずまず航空会社には満足だったようだ(一人を除いてね。どこにもこういう愚痴の多い人はいるらしい)。

チャールズ皇太子の結婚式

2005-02-11 01:16:30 | イギリスの時事
続報によると、結婚式は4月8日(金)に決定だそうです。スカイニュースの世論調査では、現在のところ、60%以上の人が結婚に反対とか。最初はおめでとう一色のコメントも、だんだんに賛否両論に分かれてきた。

故ダイアナ妃に使われた"Princess of Wales"(皇太子妃)という伝統的な呼び名は使わず、"Duchess of Cornwall"という名にするなどと、国民感情を損なわないように細かい配慮がなされている。なかなか王室も政府もたいへんなようで。