今年はまだまだ暑いですが、もう9月も半ば、夜になると秋の虫たちの
オーケストラがにぎやかです。今日の新聞に、西洋人には虫の声は雑
音にしか聞こえないらしいという記事がありました。日本では平安時代
宮中で虫の声を聞きながら宴を催すのが秋の公式行事だったとか。
色々なおいしいお菓子が詰まった「お菓子のオーケストラ」という丸い
帽子の箱のようなボックスをいただきました。おまんじゅうやカステラ
やクッキーや、和洋取り混ぜた大編成のお菓子のオーケストラです。
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食欲の秋でもあるけれど、芸術の秋も到来です。来月には私も合唱
団でコンサートの舞台に上がり、シャンソンや日本の歌を歌う予定
です。お菓子のオーケストラの連想で、題名にオーケストラが入っ
ている2本の新旧の映画を思い出しました。1本は邦題は「オーケスト
ラ!」だけど、原題がThe Consertという映画。元マエストロの清掃
作業員の男性が仲間を集めてもう一度コンサートを開くお話。あざ
といとか、賛否両論あるけれど、私は好き。
もう1本は、これはもう私の大のお気に入りの「オーケストラの少女」
これも原題はOne Hundred Men and a Girlでオーケストラは入ってい
ませんが、やはり仕事にあぶれた音楽家の父を、もう一度オーケスト
ラで演奏させてやりたいと奮闘する女の子の話です。1937年作だから、
私が最初に見たときにはもう名作になっていましたが。夢のある楽し
いお話です。ストコフスキーおじいちゃんがいい味。女の子(ディア
ナ・ダービン)がモーツアルトのハレルヤをいとも楽しそうに歌う場
面が印象的でした。それ以来この歌が大好きです。