キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

2011-09-20 10:51:00 | グルメ
            

            田舎から届いた二十世紀梨。秋の香りです。

            二十世紀梨といえば、鳥取県が本場ですが、

            奈良の大阿太高原辺りも知る人ぞ知る名産地。

            

           二十世紀は他の豊水なんかに比べると、ちょっと酸味が強く

           甘みが少ないのですが、瑞々しく歯触りが良くて、いかにも

           伝統の和梨という感じ。昔から食べ慣れているので、未だに

           この季節になると、無性にに二十世紀梨が食べたくなります。

            

           この川崎のあたりも、江戸時代から梨が作られていたようで、

           多摩川梨と呼ばれるおいしい豊水や幸水がとれます。これら

           は洋梨に近い、甘さと柔らかさがあります。

           正岡子規は梨が好物だったとか、梨の句がたくさんあります。

           ここ川崎でもこんな句を詠んだそうです。

              行く秋に梨ならべたる在所哉       子規

           今も道路沿いに梨の販売スタンドが見られます。昔から秋の

           風物詩だったんですね。

           
コメント
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