キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

ソールズベリ大聖堂

2016-11-22 10:59:38 | 世界
               

               イギリスにはヨーク大聖堂、カンタベリー大聖堂、ウェストミンス

               ター大聖堂を初め多くの古い大聖堂がありますが、このソールズ

               ベリ大聖堂も見逃すことができません。高さでは、ケルンの大聖堂

               に次いでヨーロッパで二番目だとか。

                   

               ソールズベリはウェールズにほど近い人口45000人ほどの小さな、

               しかし起源を鉄器時代にまで遡る大変古い町です。この大聖堂も、

               11世紀には既に完成していました。

               

               

               堂内には信者さんの姿もあり、古いけれども今も信仰の拠点として

               現役で役目を果たしている感じがよくわかります。現代作家のガラ

               スを使ったオブジェが展示され、美しいステンドグラスと呼応して

               幻想的な雰囲気を醸し出していました。

               

               中庭を囲む側廊に立つと、中世の寺院にタイムスリップしたような

               気持ちになります。

                  

               しかしソールズベリ大聖堂が有名なのは、何と言っても「マグナカ

               ルタ」の原本があるからです。マグナカルタは大憲章と訳され、中

               学、高校の世界史の時間に習って名前は知っているものの、その

               意義まではよく知らなかったのですが、13世紀初めジョン王に王

               権の制限と都市の自由などを認めさせた、いわば民主主義の基礎

               となる法典です。現存する4点の中最も保存状態の良いものがここ

               にあり、実物を目にすることができます。

               

               チャプターハウスというホテル。チューダー朝の建物だそうで、中

               世の香りがします。実際、チャールズ一世、二世の住まいでもあっ

               とのこと。重要文化財だそうです。チャプターハウスというのは、

               本来は聖堂参事会館とでも言うのでしょうか、教会の偉い人達が

               会議をする場所のようです。どこに行っても古い歴史に出会える、

               イギリスやヨーロッパを旅行する醍醐味ですね。            
             

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スコットランド ハイランド... | トップ | ストーンヘンジ »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これがマグナカルタ! (松井春樹)
2016-11-22 12:38:58
羊皮紙に書かれたマグナカルタが薄暗い部屋に展示されていました。これが手書きと聞いて、その美しさに驚きました。
返信する

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事