キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

新緑の高鴨神社と柿本神社

2019-05-11 16:15:21 | 歴史
           

           奈良に帰るたびに、葛城古道の高鴨神社を訪れています。どの季節も

           それぞれに美しい古式ゆかしい神社ですが、本当の目的は、横にある

           神鴨そば(そば小舎)のおそばです。ところが残念、定休日でした!

           

           

           

           

           当地の鴨一族の氏神で、京都の上賀茂神社、下鴨神社など全国のカ

           モ神社の総本山かもと言われています。滴るような緑の美しい事!

           

           帰り道、近鉄新庄駅のすぐ横で柿本神社というのを見つけました。

           ほんとに小さな神社ですが、柿本人麻呂を祀った神社に間違いあ

           いません。このあたり一帯の地名も柿本です。彼の和歌の歌碑が

           ありました。

           

           柿本人麻呂を祀る神社は西日本の各地にあります。島根県益田市や

           兵庫県の明石、和歌山県にもあります。人丸神社とも呼ばれます。

           この万葉一の歌人は謎が多く、それだけ一層人々の想像をかきたて
         
           てきたのでしょうね。歌碑には

           「春柳葛城山に立つ雲の立ちても居ても妹をしぞ思ふ」(葛城山に
          
           立つ雲のように居ても立ってもあなたのことが思われる)とありま

           す。元の表記は「春柳 葛山 發雲 立座 妹思」だそうです。万

           葉集中一番短い表記。人麻呂が大和言葉を漢字で表現しようと苦労

           してあみだした「略体歌」と呼ばれるもので、初期万葉集に見られ

           るそうです。
コメント
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