昨日6月5日は国連環境計画の定めた「環境デー」でした。気候変動、地
球温暖化が深刻化する現在、とても重要な日ですが、日本ではあまり知ら
れていませんね。上の写真は数年前に行ったドナウ川の今頃の写真ですが、
今年は大洪水に見舞われて大変なことなっているようです。株の値下がり
やサッカーの結果に一喜一憂するのと同じように、もう少し環境のことも
考えた方がいいかもしれません。考えただけではだめで、行動しないとい
けないけれど、どのように?この日はその一つの答えかもしれません。
世界環境デーは環境に関するテーマを決めて、考え、行動する日です。
今年の主催国はモンゴル。モンゴルのエルベグドルジ大統領は、とても
エコフレンドリーで環境問題に力を入れているんですって。もっとも首
都のウランバートルは北京と同じでまだまだ大気汚染がひどいそうです。
今年の環境デーのテーマは「考えて、食べ、節約し、食料廃棄を減らそう
Think,Eat,Save,Reduce your Foodprint 」です。今世界で生産されてい
る食料の30パーセントが無駄に捨てられているんですって。途上国では
収穫技術や貯蔵や市場へのアクセスの不備で、先進国では消費期限が
近づくともったいなくも捨ててしまったりして。
上の写真の美しいオーストリアの農園で作られる小麦も、
バリの棚田で、観光客を尻目におじさんが黙々と作っていたお米も、
緑したたる能登半島の田んぼで採れるお米も、みんなむだにしないで
いただきたいですね。ワンガリ・マータイさんの「モッタイナイ」精神を
思い出して。