キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

男性には見えない色

2013-05-08 14:55:17 | 季節の花々
           

           紫色の大ぶりな鉄線が咲いています。透明感のある花びらが美しい。

           黒川伊保子さんという脳科学者の「キレる女、懲りない男」という新書

           を読みました。
         
キレる女 懲りない男: 男と女の脳科学 (ちくま新書)
黒川 伊保子
筑摩書房


           男女の脳の仕組みの違い、その結果の感情の動き方の違い、思考経路

           の違い、行動の違いを楽しく解説している本です。かなりまえに「人の話

           を聞かない男、地図が読めない女」という本がベストセラーになりました

           が、あれとほぼ同じ内容です。

           

           その中に、女性と男性では色の感じ方が違うと書かれていました。男性が

           美しいと思うピンクは、女性が心地良いと思うピンクより青みがかっている

           のだそうです。また、女性には見えて(全女性にではないが)男性には見

           えない(全男性にではないが)色があるそうです。ある時計メーカーで、文

           字盤ケースが緑がかった紫色だと女性のデザイナーが言ったところ、男

           性陣は一様に驚いたそうです。透明だと思っていたから。これって何だか

           ちょっとショック。同じ花を見て、同じように美しいと思うのは無理なのか?!

           

           そんなことは無いでしょう。全く同じに見えないにしても、このデルフィ

           ニウムは、男にも女にも美しく見えると思います。感じ方、考え方にあ

           る程度の違いがあるとしても、全く違えば共存はできません。でも、思

           いもかけない反応を示されても、「ああ、脳の仕組みが違うのだから、

           しょうがないか」と、寛容な気持ちにもなれるってことはありますね。
コメント
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