キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

六月の花

2011-06-06 09:23:25 | 季節の花々
           

           「水芭蕉の花が咲いている、夢見て咲いている、水のほとり、、、」

           夏が近づいてくると、江間章子、中田喜直の「夏の思い出」のメロ

           ディーが浮かんできます。この曲で尾瀬の人気が一気に高まった

           とか。もっとも、今の若者は「夏の思い出」というと、ケツメイシの曲

           を思い浮かべるかも。

           

           この季節、犬を散歩させていると、あちこちのお庭や生け垣に、黄色

           いきれいな花が咲いています。これは金糸梅、鮮やかな黄色です。

              月の出のなまめくあたり金糸梅     加賀谷杵子

            

           これは未央柳。美女柳などとも呼ぶようですが、上の金糸梅と同じ

           オトギリソウ科の花だそうです。楚々とした風情のたおやかな花で

           すね。どちらの名前もきれいです。

              雨滴溜め未央柳の長睫毛        富山青沂
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お茶にやってきたトラ

2011-06-06 06:31:51 | 
The Tiger Who Came to Tea
Judith Kerr
HarperCollins Children's Books

        ソフィーとお母さんがお茶を飲んでいると、突然大きなトラがやってきて、

        「ボクもお茶をいただけますか?」お母さん慌てず騒がず「いいですとも」

        トラはパンもケーキもお茶も、テーブルの上の食べ物を全部食べて、台

        所に用意してあった夕食も,冷蔵庫の中の食べ物も棚の食べ物も全部

        食べて、お風呂の湯船のお湯まで飲みほして、帰って行きました。そこ

        へ戻ってきたお父さん、トラの話を聞くと、これまた慌てず騒がず、「じゃ

        あ、みんなで外へご飯を食べに行こう」カフェでおいしいご飯を食べた次

        の日、ソフィーとお母さんは買い物に行きました。どっさり食べ物を買い

        込んで、トラの分まで買いました。でもトラは二度とお茶にやって来ませ

        んでした。

       

        突然トラがお茶に来ようが、家じゅうのものを食べつくそうが、まったく動じ

        ないのが、さすがイギリス流。お話の展開の仕方はイギリスならではでしょ

        う。ソフィーがトラをとても歓迎している様子がかわいく、あり得ない話だけ

        れど、もう一度トラがお茶に来ればいいのにと思ってしまいます。1968年作

        の名作絵本です。
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