キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

長岳寺 山の辺の道

2021-10-06 15:04:46 | 歴史
      

      纏向の古い宮跡や古墳を巡ったのち、山の辺の道沿いの長岳寺に立ち寄りました。

      長岳寺は天理と桜井を結ぶ山の辺の道の南コースの中間ぐらいにあります。北コ

      ースは天理の石上神宮から奈良の新薬師寺までですが、今では、山の辺の道と言

      うと、大体南コースを思い浮かべる人が多いようです。

      

      

      

      9世紀初め、弘法大師が建立したと言いますから、なかなかの古刹。数度目の
    
      訪問でしたが、いつも猫がたくさんいます。今回も門のところに番人(番猫?)

      のように、でんと坐っていました。江戸時代に猫の子を譲ったとか譲られた

      とか、謂れがあるようです。猫を目当てに来る観光客も多いそうです。

      

      今は庫裏として使われている旧地蔵院。建物もお庭も素敵です。ご本尊は

      平安時代の作の阿弥陀三尊。堂々とした美しいみ仏たちです。

      

      

      境内には、萩や秋海棠の花が咲いていました。秋です。
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纏向で古代を偲ぶ3 桧原神社

2021-10-06 12:01:10 | 歴史
      

      相撲神社から少し桜井寄りの山の辺の道沿いに、桧原神社があります。

      

      垂仁天皇の先代の崇神天皇の時代創建というから3世紀、何しろ古い。宮中で

      お祀りしていた天照大神を伊勢にお連れする際に、ここで一時お祀りしたと

      いうので元伊勢とも呼ばれます。知る人そ知るパワースポットで、大神神社

      を遥拝する場所にあるとか。以降の神社とは形の違う本殿が、変な言い方で

      すが、ちょっとしゃれています。

      

      

      後の時代の悲劇の皇子、大津の皇子の眠る二上山を遥かに望むことができ、

      感動的です。
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纏向で古代を偲ぶ2 古代の宮跡

2021-10-06 11:40:33 | 歴史
      

      纏向には4世紀ごろの垂仁天皇の珠城の宮(たまきのみや)と次の景行天皇の

      日代の宮(ひしろのみや)と伝えられるの二つの宮跡があります。景行天皇

      は日本武尊のお父さんです。4世紀というから、天智天皇などの飛鳥時代より

      さらに2世紀も古い古墳時代、神話の時代です。

      

      飛鳥に比べると丘陵地です。今はただ田んぼが広がっているばかり。

      

      すぐそばに、景行天皇陵があります。

      

      

      纏向日代の宮跡から少し上ると、ほんとに小さな相撲神社というのがあります。

      穴師坐兵主神社(あなしにいますひょうずじんじゃ)という古い由緒ある神社

      の摂社です。垂仁天皇の御代、ここで野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹴速

      (たいまのけはや)が初めて天覧相撲を行なったとか。それにしても、古代の

      名前は難しいですね。人名も地名も神社や宮の名前も、漢字では読めません。
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纏向で古代を偲ぶ1 箸墓古墳

2021-10-06 10:54:58 | 歴史
     

     山の辺の道の桜井寄りの一部に纏向(まきむく)と言う地域があります。

     その中でひときわ大きい古墳が、卑弥呼の墓ではないかと言われる箸墓

     古墳です。3世紀後半から4世紀ごろの前方後円墳です。万葉集や日本書記

     に箸墓の名の由来のちょっとえぐいけれど面白い逸話があります。

     

     

     宮内庁では第7代孝霊天皇の皇女倭迹迹稚屋姫命(やまとととひももそひめのみこと)

     という舌を噛みそうなお名前の皇女さまのご陵ということになっていて、

     内部の発掘調査はできないようです。できれば色々分かるかもしれませんね。

     天皇のご陵ではないからか、有名な割にそれほど手入れもされず、木々が

     うっそうと生い茂り、ひっそりと素朴な佇まいです。

     

     かたわらに咲く真っ赤な彼岸花が唯一の色どりでした。
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飛鳥寺

2021-09-16 13:20:29 | 歴史
        

    

    

     飛鳥寺は6世紀末に蘇我馬子が建立した法興寺が期限です。相当な大寺だった

     ようですが、元のお寺は平城宮への遷都とともに奈良へ移り、元興寺となり、

     今はそのほんの一部が残るだけです。

    

    でも、日本最古の大仏様がいらっしゃいます。飛鳥時代独特の面長なアルカイック

    スマイルをたたえた素敵な仏様です。創建当時の部分があまり残っていないため、

    十分でしたが、最近の調査でお顔は当初のままであることが分かり、国宝になる

    のも、そう遠くないとか。

    

    

    ここは、珍しく写真撮り放題。横の16歳の聖徳太子像美しいお姿です。

    

    田んぼの真ん中につつましく建つ古寺です。

    

    裏門を出てすぐのところに、入鹿の首塚と言うのがあります。飛鳥板蓋の宮で

    中大兄皇子や中臣鎌足に暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたとか、

    逃げた鎌足を追いかけてきたとか。古代歴史の生々しい舞台ではあります。
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岡寺

2021-09-15 10:20:10 | 歴史
    

    岡寺は草壁皇子のお住まい岡の宮を義淵僧正がお寺になさった所だということです。

    飛鳥の石舞台や橘寺などの近くです。

    

    

    

    

    すっきりした端正な趣のお寺です。議渊僧正が悪龍を退治して小池に閉じ込め蓋を

    したので、龍蓋寺とも呼ばれます。御本尊は日本最大、最古の塑像観音像です。

    その他奈良のお寺にはよくあることですが、国宝、重文がざくざくあります。

    石楠花や紅葉の名所でもあります。

    

    

    

    

    コロナで柄杓の使えないお手水所にビー玉が敷き詰められていて、きれいでした。
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晩夏大和路

2021-09-14 10:31:49 | 歴史
      

      藤原京跡から大和三山の一つ耳成山を見渡す風景です。清々しい。

      昔ここに宮殿があって、天武天皇や持統天皇がお住まいになって

      いたのだと想像すると、何か不思議な気分になります。

      

      

      9月初めの一日、藤原京から、飛鳥の方へとドライブしました。

      途中石舞台古墳に寄り、

      

      

      近くの、食堂で名物のにゅう麺と赤い古代米のカレーを食べました。

      

      

      

      辺りには、桔梗、萩、女郎花、秋の七草の咲く季節です。
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夏の花々

2021-09-11 10:26:20 | 季節の花々
    

    もう、夏も終わりですが、夏の花々は猛暑のころより元気です。

    

    

    

    

    

    

    絵画教室で、金魚鉢と向日葵の絵を描いています。ガラスの透明感を

    だすのが難しい。
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夏富士

2021-08-14 10:41:19 | 季節
       

     8月11日、新東名の新富士あたりから見える富士山。

       

       

       

       

   気温35度以上の酷暑の日でしたが、富士山はどこまでも涼し気なブルーに

   霞んでいました。

       
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猛暑にもめげず

2021-07-23 09:39:05 | 季節
      甚平や生活はなべて自分量          能村研三
 
     新聞でこの俳句を見つけて、なるほどと思ってしまいました。
     
     毎年父の日に、夫に甚平を贈るのですが、いつもよれよれになり

     見すぼらしくなるまで着倒します。楽なんでしょうね。どこに出

     かける時にも甚平にスリッポン姿。贈ったのを後悔して、やめて

     よって言うんですが。自分量なんですね。

     

     

     酷暑の中、木槿や芙蓉など木の花が鮮やかに咲いています。

     

     純白クチナシ、甘いにおいが漂ってきます。

     

     

     色とりどりの松葉ボタンも可憐です。
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大和の古い町の梅雨模様

2021-07-06 10:08:06 | 季節の花々
     

     夫の実家は奈良北部の市にあり、昔は米農家だったようで、今も田んぼは

     ありますが、自分で作れるわけもなく、頼んで作ってもらっています。

     家の前の道は、軽自動車が一台通れるかどうかの細さ。奈良の古い住宅地

     なんか大体こんなものです。昔は荷車しか通らなかったし、自分の屋敷を

     少しでも広くと言う人々の土地への執着のせいでしょうか。

     

     

     その田んぼと言うのが、今ちょっと悲惨なことになっています。大量発生した

     タニシに食い荒らされて苗が育たないんです。ひょろひょろです。下の写真は

     あまり被害を受けていない苗ですが。

     

     

     

     

     

     大阪への通勤圏の小都市で、住宅がどんどん建て込んできましたが、まだまだ

     自然が豊かです。
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あじさい寺

2021-06-22 16:37:46 | 季節の花々
    

    川崎市多摩区の長尾山永楽寺は、こじんまりしたお寺ですが、源頼朝ともゆかりの

    ある古刹で。この時期全山に所狭しと咲き誇る紫陽花は見事で、鎌倉まで行かなく

    ても、色とりどりの紫陽花を十分堪能できます。

    

    紫陽花越しの鐘撞き堂。絵になりますね。

    

    

    

    ここは青色の紫陽花が多いのですが、少し盛りを過ぎていたからか、様々な色の

    変化を楽しめました。

    

    

    

    

    

    
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初夏の花

2021-06-22 10:11:37 | 季節の花々
   

   蒸し暑い日が続きますが、昨日は夏至、夏到来です。山法師の純白が

   眼に鮮やかです。頭巾をかぶった僧侶のようだから山法師と言うとか。

   花水木と同じ仲間だけれど、花水木は外国種。山法師は昔から日本に

   ある国産の花だそうです。

   

   

   

   白い花がきれいです。良い香りのクチナシが今盛り。白いアガパンサス

   を見つけました。柏葉紫陽花も見頃です。





雨に濡れた露草や柘榴の花も風情があります。

         うつむいて柘榴の花が雨こぼす        河和松雄
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梅雨入り

2021-06-15 10:01:41 | 季節
     

   ついに梅雨入りしました。雨が少なくてしおれていた紫陽花も少し生気を

   取り戻したよう。どの花もそうですが、咲き始めると、こんなにあちこち

   街中に咲いているんだと驚かされます。ことに紫陽花は色とりどりで。

     

     

     

   紫陽花の基本種だという額紫陽花もよく見かけます。こちらも素朴でかわいい。

     

     

     

     

     

     

   紫陽花の足元にはカタバミがニコニコ。どこにでも咲く小さな花がいとおしい。

     
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やはり野に置け蓮華草

2021-06-12 12:01:04 | 季節の花々
       

       ブログをお休みしているうちに、冬が過ぎて、春が来て、春が過ぎて

       もう夏。今年は奈良の夫の実家で桜の季節を迎えました。

       

       

       

       

       これはもう、2か月半も前の写真になりました。満開の桜と白壁の家を望み

       ながら、ふゆくんと畑中の道を散歩していると、可憐な蓮華草が群れ咲いて

       いました。同じ光景を見たような、でも連れていた犬はなっちゃんだったよ

       うな、不思議なデジャブに襲われた昼下がりでした。
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