ふと気づくと昨日もカーペンターズを聴いていました。
とりわけ好きなのは、
「愛にさよならを」(Goodbye To Love)
「スウィート スマイル」(Sweet, Sweet Smile)
「青春の輝き」(I Need To Be In Love)
などなんですが、じゃあそれ以外の曲はどうか、というと、当然「好き」というほかはないのです。
【カーペンターズ・マイ・ベスト20】
⑳恋よさようなら
⑲ジャンバラヤ
⑱プリーズ・ミスター・ポストマン
⑰シング
⑯ア・ソング・フォー・ユー
⑮ハーティング・イーチ・アザー
⑭オンリー・イエスタデイ
⑬ふたりの誓い
⑫愛は夢の中に
⑪小さな愛の願い
⑩見つめあう恋
⑨スウィート・スマイル
⑧雨の日と月曜日は
⑦スーパースター
⑥青春の輝き
⑤トップ・オブ・ザ・ワールド
④愛のプレリュード
③愛にさようならを
②遥かなる影
①イエスタデイ・ワンス・モア
1970年代のカーペンターズの人気はたいへんなもので、日本でも本国以上に愛されていました。でも、ぼくが彼らの音楽を心から愛聴するようになったのは、実はこの10年足らずのことなのです。
もちろんこれだけの有名なグループですから、ローティーンの頃から聴いてはいました。とくに、「プリーズ ミスター ポストマン」はカーペンターズのアレンジで知って、ビートルズのものと並んでとても好きになったのを覚えています。
でも、あくまでヒット・ソングの羅列として聴いていただけで、特別な思い入れもありませんでした。単純に「メロディーはキレイだけど、ちと物足らないなぁ」程度の認識だったのでしょうね。それにその頃のぼくは小生意気な「ロック小僧」だったので、こういうソフトな感じのポップスを軽視していたことも否定できません。
レッド・ツェッペリンのドラマーのジョン・ボーナムがあるインタビューで、「(ある雑誌の人気投票では)カレン・カーペンターより上にいきたいもんだぜ!」なんて皮肉まじりに答えていたのを面白がっていたことを思い出します。
自分では、例えば、近所の、二、三歳年上のオネーサンが好んで聴いているような、そんなイメージを持っていたようです。実際ぼくの周りの、ぼくより少し年上の女性たちは、よくカーペンターズを聴いてたみたいですし。
そうこうしているうちに、ぼくは「ロック小僧」から「ロック通を気取った小僧」となってゆきます。そしていつしかジャズに浸るようになり、一時は、「難解な音楽=高尚」、というハナハダしい勘違いに陥ったりもしてました。
ところが、あるステージでカーペンターズの曲を取り上げることがあり、そのため必要に迫られて、改めて彼らのサウンドを聴きこんでみたのですが、
驚きました。
ちょっと小難しいことを言わせて頂ければ、サウンドの構築が実に緻密なんですね。緻密といっても、音を詰め込みすぎているわけじゃないんです。そして非常に美しい。アレンジャーでもあるリチャードの音楽的素養の深さ・幅広さが垣間見えるような気がしました。
テクニック的にもかなりなもので、とくにぼくのパートであるベースは、非常に高度なことをさらりとやってのけているではないですか。
またカレンの歌声の心地よいこと。とくにバラードを歌っている時のカレンは、1970年代以降に登場したシンガーの中でもひときわ優れていると思います。
そして彼女のドラム。これは冷ややかに受け止めている人もいるようですが、ぼくはそうは思わない。テクニックを繰り出すタイプではないにしろ、本質的には彼女のドラムは彼女の歌と同じだと言えるのではないでしょうか。つまり、楽器を歌わせることにたけているドラマーだと思うのです。
もう、自分の不明を恥じるとともに、彼らの素晴らしさに素直に感動したわけであります。
今では、ぼくはカーペンターズの曲をアレンジのお手本としているくらいなのです。
彼らの偉大さを遅れて気づいたぼくは、そのぶん深みにはまっているような気がします。いちファンとしては、彼らの音楽を素直に楽しみ、またミュージシャンとしては、彼らの音からいろいろなことを教わっています。
いずれにしろ、今のぼくにとっては、カーペンターズは「なくてはならない存在」になっているのです。
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動画、どうもありがとうございました(^^)。
http://jp.youtube.com/watch?v=mNOn0BUUy9s
良かったらどうぞ。
またいろいろ調べてみますね。
情報、どうもありがとうございました(^^)。
ナマの歌聴きたくなったら峠恵子さんの歌をどうぞ。
カーペンターズを歌わせたら日本一ですね。彼女は声の質がカレンに似てますからね。
カーペンターズ、一時は落ち目のように言われましたけど、カレンが亡くなってから後に見直されましたね。ポップな曲なのでティーンズ向きかと思っていたら、実は子供から大人まで愛される名曲ぞろいなんですよね。
おお、カラオケでも歌われますか(^^)。「青春の輝き」はドラマで使われてからリバイバル・ヒットしたんでしたっけ。それとか「遥かなる影」なんかはジャズの歌い手さんもよく取り上げているので、何度も伴奏させて頂きました。時々こうやってカーペンターズの曲がセット・リスト入りするとひっそりと喜んでおりますぞなもし~。
あ、トラックバックありがとうございました。こちらからもトライさせて頂きやす、と思ったらなぜかこっちからはトラバはできなかった・・・
カーペンターズ、大好きです(*^_^*)
中学の頃、深夜放送のラジオから聞こえてきた新曲の「Yesterday Once More」に耳をすませ、歌詞を覚えて一緒に口ずさんだものです。
カレンの声って心地よくて癒されますね。カラオケでもよく歌いますよ。
特に好きなのは、この曲や「I need to be in love」「Only yesterday」「Top of the world」「Superstar」「Rainy days and Mondays」あたりかな。
オールディーズのメドレーも好き♪
MINAGIさんのリストに、思いっきり頷いてる私です(笑)
ブログ開設直後に書いた記事、ただの感想文なのですが、TBさせて下さいね。(できるかな?)
カーペンターズ、ミドリガメさんのフェイヴァリットなのですね。
やはりわれわれの年代層は中学時代あたりで彼らの音楽に接しますよね。
生でカーペンターズを聴いたとは羨ましいです。カレンの摂食障害は70年代半ば頃に始まっていたそうなので、ミドリガメさんがご覧になった当時はすでに拒食に苦しんでいたのでしょう。
>動物と子供たちの詩
アルバム「トップ・オブ・ザ・ワールド」に入ってましたよね。ぼくの大好きな「愛にさようならを」が入っているアルバムなのです。だから、「動物と~」もよく聴きましたよ~
カーペンターズのアレンジって、過剰な飾りつけが一切ないんですよね。でもってカレンの歌声が最大限に生きるような仕掛けがさりげなく施されてあったりして。ご指摘のとおり、兄妹によるコーラス、非常にバランスがいいんですよね。
カレンの歌声って、派手ではないですが抜群に上手いし、表現力は豊かだし、聴いていても飽きません。ポピュラー音楽史を通じて10指に入る優れた歌い手といっていいんではないでしょうか。
おおっ、同志がここにも!(^^)
昨夜の岩田君の投球にはシビレましたね~
今夜もテレビにかじりつきで応援する予定です。
またよろしかったら覗いてくださいませ。
カーペンターズのタイトルを見てじっくり読ませていただきました。
私は中学生の頃から聞いていました。
あんなに聞いたアーティストは他にありません。
発音は正確ではないですが、英語で歌えるぐらい聴き覚えました。
来日したとき、私は高校生ぐらいだったかな?
神戸の中央体育館でのコンサート(ライブなんて言葉がなかったですよね)で実物のカレンを見ました。
すでにずいぶん痩せていた印象です。
ベスト20、ランク外ですが、
私は「動物と子どもたちの詩」という曲も好きです。
(Bless the Beasts and Children)
スーパースターのB面だったそうです。
私は専門的に音楽を勉強したわけではありませんが、コーラスを長年やっている関係もあってか、ハーモニーには非常に興味があります。
リチャード・カーペンターの音楽の緻密さには驚かされます。
兄妹なので、声質が溶け合い、カレンの声の邪魔にならぬバランスできっちりリチャードの声が入り、カレンの声の魅力を増幅させていたと思います。
カレンのドラムに注目して聞いたことがありません。
次に聞くときはそこに注目してみたいと思います。
ついでながら、兵庫県出身のため、トラキチ熟女でもあります^^
お邪魔いたしました。
せっかくの2枚組なのに、キズがついてしまったんですよね。
でも大事に取ってあるという。。。
キズが入った時はショックだったでしょうね。
ぼくも、どの曲も好きですよ。
メロディーも、歌声も、アレンジも、バックの演奏も。
これだけ好きな部分が多ければいくら聴いても飽きないのは当然ですよね。
カーペンターズの音楽には見習うべき部分がたくさんあると思うんです。
そういう意味では「支え」にも「勉強」にもなるグループですね~
そうそう、本当に良いものはいつまでも残りますよね(^^)。
最初に取り上げた、好きなアーティストだったはず
初めて買った「レコード」が
カーペンターズの2枚組み
本当に、大好きな曲ばかりで・・・・
MINAGIさんの、
今の‘支え’的存在になっているのが
とっても、嬉しいな
良いものは、衰えないよね
その当時、授業で洋楽ポップスを使うなんて、進んだ感覚の先生だったんでしょうね。カーペンターズって発音も分かりやすいから、教材にももってこいだったのかな。
>カレンのドラミング
カレン自身はタムタムをたくさん使った派手なセットが好きだったそうですけど、そんなセットだとドラムに隠れてカレンが見えなくなってしまうから、次第にステージでは歌に専念するようになった、という話を聞いたことがあります~
歌は、そうですよね~、何も言うことはないですよね。
ぬぬっ、オンデンさんのレパートリーでもあるんですか。というぼくも時には無謀にもカーペンターズの曲にトライしてみたりします(^^;)。
今でも、シングやトップ・オブ・ザ・ワールドなどを聴くと視聴覚室のレトロなステレオやスピーカーが目に浮かびます。
>楽器を歌わせることにたけているドラマーだと思うのです。
う~ん。さすがMINAGIさん。表現が音楽家してます。
私もカレンのドラミング、好きです。
歌声はもう、神の領域ですね。
・・・とはいえ、私のカラオケの定番でもあります(汗)
カレンって、声質も穏やかでキレイだし、無駄な力みが全くといっていいほどないんですよね。聴いててとてもなごみます。
カーペンターズはぼくもローティーンの頃に聴き始めましたけど、未だにシミジミ聴けるんですよね。まさにエヴァー・グリーンの名曲!
おや、オヤジさんもマスカレード好きですか。う~む、人気あるんですね。ぼくの「ベスト20」に入れなかったのはシッパイだったかもしれないな~(笑)
久しぶりです。
カレン・カーペンターの歌声は、ホントにすばらしいですね。
僕の洋楽の聴き始めがカーペンターズなもので、ついつい中学生になった頃をおもいだします。
僕も同じく「マスカレード」が大好きです。
ジョージ・ベンソンが歌うのが好きでした。
>「マスカレード」が入っていないのが意外
こうやっていろんな人のいろんな好みが分かるのがまた楽しいですね~
でも「マスカレード」、迷ったんですよ。そうそう、レオンおぢさんヴァージョンのほうが好き、かな。でもシックなカーペンターズ版も好きなんですけどね(^^)。
>かれこれ20年かな
ぼくは自分の心がとっても広いことを今再び自覚いたしました~ イッヒッヒヽ(´∇`)ノ
「マスカレード」が入っていないのが意外!
私はこの曲と「スーパースター」がダントツなんですよ~
もしや、MINAGIさんは、レオンおぢさんバージョンがお好みで?(笑)
その次には「雨の日と月曜日は」ですね♪
私も生まれた頃からのファンなので、かれこれ20年かな(汗)
カレンの心地よい歌声、それをバックアップするサウンド、どれをとってもステキだと思います(^^)。
そうそう、カヴァー曲も見事にカーペンター色になっているんですよね。リチャードのアレンジもセンス抜群ですよね~
いやいやぼくなんか書きたいように書いている上っ面だけの雑文でして・・・(汗)、深く掘り下げている他のブログなんか見ると穴に入りたくなります(恥)。
カレンの死は、偉大なヴォーカリストを失ったという反面、「拒食症」というものが社会的に認知されるきっかけにもなりましたね。
リチャードは新たな歌い手を迎えることを勧められたりもしたそうですが、「カレン以上の歌い手はいない」といってカーペンターズ再結成を断り続けたそうですね。
MyBest20、順位はさておき全て同じです。
僕自身は「スーパースター」がお気に入りです。
僕は単にカレンの素直な歌い方がとても好きでした。
1984年、彼女が亡くなったと聞いた時、かなりの衝撃を受けました。
「もうこの歌声が生で聴けないんだ」と。
ぼくがカーペンターズの本当の良さを知ったのがここ10年ほどなんです。妙な先入観があったんですよ。(恥)
でも考えてみると、たいていの彼らのヒット曲は知っていたし、曲は以前から好きだったし、知らず知らずの間にかなり聴いてたんでしょうね。
>冠婚葬祭どこでもマッチ
あ、そうかもしれない~(笑)。
ぜひそこはウクレレ・ソロで(^^)。かなり合うと思うんだけどな~
僕はかれこれ35年ほどファンです。ええ、今もしょっちゅう聴いてますよ~(^^)
いままで聴く回数が一番多かったアーティストです・・・ってことは一番好きかもしれませんね。冠婚葬祭どこでもマッチしますからね(^^)
カーペンターズも知らない間にどこかで聴いてた曲が多かったです。
ほんとうに名曲ぞろいの名デュオですよね。
もともとはジャズのピアノ・トリオとして活動していたそうですが、その演奏も聴いてみたい気がします。カレン、ジャズ・ドラマーだったんですね~