Gon's_Bar

ブログって何? 2023年4月より兵庫県高等学校演劇研究会東播支部へ移動。高校演劇の情報の配信、記録も。

県高生の課題

2017-09-12 22:30:17 | Gon's_Diary
 僕たち公立高校の教職員にとって転勤は人生の転機。転勤のない私学の先生はどんなだろうってちょっと思いやる。こいつはダメだって思われたらそれっきりだし、この方は素晴らしいって思われたらカリスマでいつづけなければいけない。転勤があればそれなりにリセットされ、それなりにイチからやり直し。

 伊丹西から県立伊丹に転勤したのは2013年の4月。言うなれば支社から本店に移動みたいな感じ(支店本店とは全然違うんだけど…)当時僕を迎え入れてくれたささまなやゆかちゃん、うがっちなんか見てると「できる子」だよなって感じた。廊下ですれ違う一般生徒一人一人も賢そう。美男美女も多いよなって感じた。これらは立ち居振る舞いの違い。すげえな、本店ってのが第一印象。

 ところが当時の秋田校長先生はこう言った。「県高生には県高生の課題があります」って。僕にはよく分からなかった。いいじゃん、こんな感じで。

 あれから5年。やっと見えてきたことがある。それは秋田先生の言っていた課題の姿。やっつけなければいけない壁みたいなものは確実に存在する。努力して、迷惑や心配はかけないし、自分たちでそれなりに前進してるんだけど突き抜けない奥ゆかしさ。気が付けば忘れ去られるようなそれなりの存在感。お芝居というツールを使って呪いのようにのしかかる「県高生の課題」ってやつをひっくり返してやろうって思うのだ。失敗を恐れず熱くなるひたむきさはきっと必要。

 目の前にいる部員たちと一緒に、納得いく作品創りだせたとき、初めて県高生の課題ってやつと向き合えるんじゃないかって。そんなことを考えてみる。

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9月11日(月)のつぶやき

2017-09-12 04:21:57 | Gon's_Diary
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