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14合評講習会

2014-12-13 18:38:15 | お芝居演劇
 今年の合評会ではお勉強の題材として演出の仕事を取り上げました。予めセリフを覚えてきた役者2人を使って、みんなの見ている前で8分間の稽古を再現してもらい、演出が実際何に気を付けどのように練習を進めているかを確認してもらおうという企画。学校ごとに微妙に違うやり方も体験してもらいました。
 登場してもらった演出さんは1.県立尼崎 2.県立伊丹 3.雲雀丘 4.武庫総合の4人。1,4の二人は演出経験が浅い、あるいはみんなで演出する学校。2,3は専門演出で実際にコンクールを経験したメンバーでした。

1.初めにプランをしっかり考えてきてノートに書き出し、ここはこんな風に、このセリフはこんなつもりでって自分のプランを伝える。どんどん伝える。伝え続ける。
2.簡単に設定を伝え、実際にやりながら止めながら自分のプランを形に変えていく。役者の癖を指摘。演技エリアの拡大も注文する。ほめる。あきらめる。
3.同じく実際にやりながら、役者の癖を指摘。間やセリフの言い方などに演出を加えていく。もちろんほめる。結構クール。信頼される雰囲気をかもしだす。
4.セリフの言い方に違和感を感じたら止めて、こんな風にとリクエストを出しながら進めていく。

 4人の特徴を書き出すとこんな感じ。共通する項目をホワイトボードに書き出せば、演出の仕事一覧表が出来上がりました。稽古場の雰囲気を前向きにキープさせながら、前から見ないと分からないという絶対優位性をフルに生かし、自分のイメージする場面を役者を使って実現させていく唯一の存在。これが求められる演出像だと確認できました。
 話を聞くだけに終わらない講習会が出来たのは今年が初めて。短時間ながら結構面白い講習会でした。登場したかったのに抽選にもれた皆さん、ごめんなさいでした。ではまた来年お会いしましょう。
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