進化中『ジュブナイル…』

　土日の稽古は劇場とほぼ実寸の会議室で。とてもありがたい稽古環境。演出席真横に八重歯のように生える柱二本がちょっと邪魔ですが。
　金、土と稽古を抜けていた「ささまな」が帰ってきてようやく全員集合。問題点を一つずつ順番に潰していく。ラストの塔への場面転換、男二人の立ち回り、悪くはないけど今ひとつ刺激のないシーンの活性化、音響のネタへのヒントなど。
　このところ、自己主張をする度に稽古場の空気が悪くなる良くない病気？が影を潜めているのも良い傾向。きっと我慢もしているハズだけど、チームで一つのものを創る以上、稽古場の空気は非常に大事。めんどくさいにも付き合うけれど、出来ればエネルギーはクリエイティブに使いたい。
　日曜日最後の稽古は立ち回り。猛獣のようなうがっちと、優男のしげが取っ組み合うのがト書きの指定。今までは完全なイジメだったシーンを、約束を取り入れてお芝居にしていく。上手くいくイメージが出来あがるのがスタート地点。やってみて思う通りにいかないことを認識するのが次の段階。見ているくっぺが思わず「やりたいっす」と飛び出してくるようになればこっちのもの。稽古場が出来るに向かってベクトルを共有するってこういうこと。
　たとえ肉体は疲れていっても、稽古さえ前に進んでいれば気持ちは張りを失わない。そんなど日を過ごせたことに感謝しつつ、今夜も爆睡いたしましょう。おやすみなさい！