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ハイスクールOMS戯曲賞とやら

2014-02-16 21:44:18 | お芝居演劇
 3月の春期・アイフェスの潤色がようやく完了。肩の荷は少し下りたのだが、気持ちは晴れやかかといわれればそうでもない。理由はハイスクールOMS戯曲賞の審査講評。いや、全然怒ってないですよ、むしろありがたいと思ってます。結果発表から一週間と経たずに講評のお手紙も頂きました。勉強になります。それでも新チームに移動して1年目の僕としては、脱皮したての甲羅をチクチクと刺されるような痛みを感じているわけです。
 講評の中身を要約するとこんな感じ。まず土橋淳志さんから。「登場人物の役割分担しっかり。適度な遊びも入っており非常にバランスの良い作品。人類が滅んだのではないかと思わせる世界と、現代で起きる出来事に今ひとつ関連が感じられず惜しいと思った。自転車のナットを外す行為は、倫理的に許されない行為だろう。個人的な憂さ晴らしをしても世界は変わらない。構造的な問題に目を向けるべきでは。」ごもっとも。日常生活でやってはいけないことは、舞台の上でもやってはいけない。大切な教訓だと思う。それでも敢えてやる覚悟と決意が足りなかったのねって附に落ちた。
 もう一人は稲田真理さん。「構成や台本が整えられていても、作者の思いや個性が一番見えない作品だと思います。」このヒトコトが僕の心を曇らせているのですな。そう感じさせてしまったのなら、僕の負けなわけです。こんなにゴツゴツした繊細で不器用で、そのくせ美しいものに直向きに憧れる肩幅の広い男の思いや個性を伝えられなかった…。こんちくしょ~なワケです、そこに命かけてるわけです。
 もう芝居作りに関わるのはやんぴ。後はお前ら好きにやれって言うには寂しすぎて、やっぱ僕もまぜてよって言ってしまうわけですが、それなら現役生の思いや個性をしっかり伝える潤色をすべきなわけで、責任あるわけで。
 明日は出来上がった潤色作品を見てもらってうがっちと二人でああだこうだ言い合う予定。一人じゃないんだから、失敗して、勉強して、まだ見ぬ未来に向かいます。
コメント (1)
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