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ゲネでした

2013-03-24 21:55:32 | お芝居演劇
 春期・アイフェス参加作品『ヤキー!』のゲネ。理科講義室を占領して開催。来てくれたOBOGはパト、もっくん、ちゃっぴ、いっけ、式部、要、ぴの、まっちゃ。ご来場ありがとね。
 今のチームはほんわかのんびり。怒り役がいない長所も短所もてんこ盛り。要するに可愛く緩いのです。今日もびっくりさせられました。一番はたこ焼き器を接続するコンセントの延長ケーブルを設置せずにゲネをスタートさせたこと。もちろん誰も何も言いません。直前になっていよいよの時に白血球。隣の物理準備室から延長ケーブルを無言で持ってきて上手袖にぽい。役者で何とかしなさいって意味。お家の壁をぶち破って電源確保したappleにもちろんダメ、出ました。他にもマシになったとはいえ素になって笑う瞬間があったり、稽古でせっかくつかんだベストパフォーマンスを発揮せずに流してしまったり。もったいないは山のよう。真剣に観れば観るほどイライラする先輩がいてもおかしくないのです。もちろんどういう言い方で伝えたら良いか、先輩は先輩なりに悩むわけですが…。
 ただし現役的にはワザとふざけてとか、適当に流してという意識はありません。彼女らなりの精一杯がそこに。この辺のギャップが高校生の怖さだなって改めて思いながらのゲネでした。
 ダメ出しで、感じたこと言っていいんかなって戸惑いながらも「思ったことは言っていいよ。」の誘いにオブラートを10枚ぐらいかぶせて発言してくれたいっけ。それに乗っかって補足するごのい。涙が止まらなくなる沙良。静まる稽古場。その状態でセリフ言ってみとか無理強いするごのい。泣きながらもセリフを言う沙良。どないしよって顔のジョー。あの時思わず床にたたきつけたペンが、ト書きに書かれている机のドンなのね。ちゃんと出来てるじゃん。日常で出来ることなら、舞台の上でもきっと出来るはず。その壁を乗り越えた人にだけ、舞台という二つ目の自由な世界が手に入るようになるんだよ。僕の言った沙良への言葉を聞きながら大きくうなずくがっきーに、頼もしさを感じたごのいでした。自分だけ分かってないで後輩にちゃんと伝えてね。
 残された稽古時間は3日。奇跡の一週間継続中です。
コメント (2)
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