四国ツアー四日目

　お昼に香川を出てひたすら走る。行き先も決めない適当な旅。偶然を見逃さない嗅覚が衰えていないかの確認と、がっつり走った手応えを得るための一日。260km先には足摺岬って岬がありましたとさ。まだ行ったことなかったからね。たどり着いたのは足摺テルメ。岬の断崖に張り付くように立てられた素敵なホテル。部屋からも、大浴場からも、太平洋が一望できるホテル。
　ケータイには会場にいるI口先生から全国の結果が届けられていた。最優秀賞は山口県の華陵高校。おっきく見える可愛い男子部員が吹いた「愛は勝つ」のトランペットは本気で上手かったなぁ。他にも鹿児島、大阪、北海道。重苦しい空気を自覚しながらも、明るく懸命に立ち向かう作品達が選ばれていたと思う。それが2011年夏の、会場にいた人たちの気持ちだったんだと思えた。
　

11全国二日目終了

思いっきり重い初日の上演に、一体どうなるんだ、今年の全国？と危惧しておりましたが。が、二日目が終わった時点でその心配は無用だったかなって思えるようになりました。
大阪も、北海道も、真っ直ぐ過ぎた愛知も。どれもみて後悔しない佇まい。これでいいんだと思える舞台と出会えるのは本当幸せ。これだからこの家業はやめられない？ のです。
明日は関東二校の上演と結果発表。きっとあそこだよなんてワイワイ話ながら、幸せな夜は更けていくのでした。