並べたい…

　プリメーラが30,000kmに達し、恒例のオイル＆フィルタ交換にプリンスへ。行ってみるとフーガとかムラーノとか展示車の顔ぶれが一新されています。何か新鮮。偶然付いてきたこのお客さんもムラーノに試乗されて満足顔でした。
　でもやっぱり一番のお気に入りは色とりどりのマーチのカラーモデルをずらりと並べること。野放しにすると手の届く範囲の物を全て並べます。危険を感じたディーラーのセールスマンはなっちゃんを与え動きを封じる作戦に。作戦は一応の成功を見たのでした。

トライアンフボンネビル

　代車で借りたボンネビル。噂通り音も振動も穏やかでとても現代的なバイクだと思いました。キャブ仕様のエンジンでチョークもキャブ脇にあり、とても懐かしい雰囲気。ガソリンコックも付いてます。走り始めるとレバーやチェンジペダルが遠い。つま先をかけてシフトアップする感じ。回すと十分元気になります。タコメーターのない新車なので控えめに。
　操縦性はおっとりタイプ。外足を外側に踏ん張り、おへそごとイン側に倒れ込むとスムーズに曲がります。スピードの割りにバンク角が付かないのが最大の特徴。高速道路は当然BMWの圧勝でしょうけど、天気の良い田舎道はこっちの方が楽しいかも知れません。ノーマルマフラーでも楽しめる音です。
　細かいところでチューブタイプのタイヤだとか、ガソリンキャップに鍵がないとか、ウインカーのインジゲータが日光で目立たないので消し忘れるなどの不都合が発生。それから左のクランクケースのあらぬ所にブーツの金具のこすれ後、左のマフラーにサイドスタンドを出すとき靴底がこすれたと思われる黒い汚れが付きました。これって僕のせい？
　問題の感動度は中の上って感じ。走っているだけでハッピーになる乗り味を期待していたのだけど、そこまでは到達してきません。サンダーバードの不気味なまでの速さ、音、笑えるホーンが懐かしい気がしています。あれが一番楽しいなんて…誰も信じてくれないだろうなぁ。
　信号待ちでビューエルが追いついてきました。「本物のトラですね。」だって。振動のなさに驚いていました。横でビューエルのメーターが3cmぐらい前後に振れているのを見て、そう言えば以前見たＷ１は前輪が5cmぐらい前後に振れていたなぁと思い出しました。技術の進歩で人は何を手に入れ、無くしていくんだろうと考えてしまったボンネビル試乗記でした。