クワガタ飼育の右も左も分からない全くの初心者には、データを残すことをお勧めする。
別にデータの付け方にこだわる必要はない。他人に見せる物ではないから自分だけに分かるようにすれば良い。
写真は僕が未だ4月~11月まで産卵セットを組んでいた頃のもの。
同じ配合の餌を与えたにもかかわらず、超小物から超大物まで見事にバラけている。
♂の65mm前後の物は秋に種付したものが翌年の8月以降に羽化した一年一越(繰越)型。70mm前後の物は秋に種付したものが幼虫で二冬過ごした二年一化型が殆ど。
74mm以上の全ての♂が、前年の4月~7月に種付して翌年の6月までに羽化した一年一化型。
これで僕は、温度管理無しの国産オオクワ・ヒラタ飼育には秋の種付が無用な事が分かった。
また、データを取る事によって、国産オオクワ・ヒラタとも幼虫期に20gを超せば70mmオーバーの成虫になる事も分かった。
菌糸ビン・醗酵マットビンを交換する時の幼虫の太り具合で、今期の飼育法の成功・失敗が分かるし、来期の作戦・アイデアも練り易くなる。
クワガタ飼育はマニュアルや飼育本通りにはいかない。飼育環境が変われば結果も変わってくる。 データをつけることによって、何かが見えてくる。
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