超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

間奏曲(4)メディア人の職業倫理

2006-10-24 | 間奏曲
(前日からの話題)

目白と新大久保の間の「高田馬場」さんの合いの手が入ったところで
続けよう。資本主義の社会では、「われわれ」が「テレビというメディア」
の広告で宣伝されているものを買っているから、という指摘である。

確かにその通りなのだが、一方で、公共の電波をなかば独占的に使用
しているメディアにとっては、放送法を始めとした社会的規制がかかって
いる。その基本的精神は、大衆に対する影響力が強いので片寄った
使われ方を防ぐこと、そして願わくば政府などの他の権力に対し批判的
役割を担う民主主義の要となってもらうことである。

メディアに従事する者はその社会的影響力をつねに意識し、自らの生産物
の社会的な妥当性を反省する義務があるのではないか、それがメディア人
の職業倫理なのではないかと思うのである。法律に触れない範囲なら広告
収入をまず第一に考えるというのではまずいのではないか、それはメディア
の自殺行為なのではないか(つまりメディアに信頼が寄せられなくなり利用
者がいなくなること)。

私のところに電話をかけてきた番組の制作者が、再度出演を依頼してきた。
私の言うことが理解できないようである。このブログも見てないにちがいない。

(この話題まだ続く)