マインド・ファイル

４５番目、前項の本の旧ヴァージョンである。

●磯崎三喜年・小野寺孝義・宮本正一・森和彦（編著）
　『マインド・ファイル～現代心理学はどこまで心の世界に踏み込めたか』
　ナカニシヤ出版（1996）

新ヴァージョンと同様に１２章構成のうち第９章が「心という神秘（心霊
研究と超心理学）」となっており、次の構成である。
１　心霊研究の展開
（１）「死後」からの出発
（２）霊魂仮説とサイ仮説
（３）自然発生的サイ現象の特徴
（４）サイ現象は超常現象か？
２　苦悩する超心理学
（１）行動主義心理学としての超心理学
（２）サイの奇妙な性質
３　霊魂の復権？
（１）「死後」への回帰
（２）心に神秘は存在するか？

この章の執筆担当は蛭川立氏。人類学が本職であるので、人類学的な
色合いが濃いが、さらに科学社会学や科学論からの鋭い視点も見える。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~hirukawa/indexJ.htm