超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Around-the-die Technique ターゲット巡回サイコロ念力実験法

2008-05-31 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-14)>

Around-the-die Technique ターゲット巡回サイコロ念力実験法
ターゲットとなるサイコロの目を「1の目」「2の目」と巡回しながら、
各目の試行が均等になるように行なう、念力実験の方法。
サイコロに出目の偏りがあるのを補正して、偶然の期待値が
6分の1になるようにしている。

※日本のサイコロは1の目が深く彫りこんであるので、重心が
 偏って1の目が出る確率が高いから、この方法は不可欠である。


Apparition 霊視

2008-05-29 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-12)>

Apparition 霊視
現実にはそこにいない死者や生者の姿や存在が感じられること。
ときには、人間でない動物や自動車などが見える場合もある。
自発的なESP現象として現れる場合がある。とくに、危険な
状態に陥った人間が送り手になり、受け手に霊視として感じ
られる事例が多くある。死者が霊視された場合は、たびたび
幽霊(ゴースト)とみなされる。


Anomaly アノマリ、変則、特異

2008-05-27 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-10)>

Anomaly アノマリ、変則、特異
どの理論にもとらわれることなく、超常現象を中立的に表現する用語。

Anomalistic Psychology
超常現象の体験や信奉に関する心理学(ズスネ&ジョーンズ1982)

Anomalous Cognition = ESP
Anomalous Perturbation = PK
Anomalous Mental Phenomena = psi
いずれもエドウィン・メイ(1994)の造語。
※メイはマクロPKを認めず、ミクロPKも予知による選択である
 としている。これらの用語もその考えが背景にある。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-4.htm


Animism アニミズム

2008-05-26 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-9)>

Animism アニミズム
生物だけでなく万物に生命や精霊が宿るとする考え方である。
超心理学では、超心理現象が霊界に由来するというスピリチュア
リズムの考え方に対して、自然界に由来するという考え方を
アニミズムと言うことがある。


Altered States of Consciousness 変性意識状態

2008-05-25 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-8)>

Altered States of Consciousness (ASC) 変性意識状態

チャールズ・タートが提唱した用語であり、通常の覚醒意識状態
以外のあらゆる意識状態を指す。典型的には、夢見、催眠トランス、
ヨガや禅の瞑想、感覚遮断、ドラッグ服用状態などがある。超心理
現象がおきやすい状態とされている。

※タートはさらに、 変性意識状態では我々の認識が変容するので、
 それに固有の科学が存在しうると主張した。⇒読書ガイドの14番
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/8-5.htm


Alpha (Brain-Wave) アルファ波

2008-05-24 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-7)>

Alpha (Brain-Wave) アルファ波
まどろんだ状態で後頭葉を中心とした大脳皮質に出現する脳波。
周波数が8-13ヘルツで比較的振幅が大きい。リラックス状態の
指標に使われ、超心理学では、ESPなどが発現しやすくなる
状態と関連があるとされている。


Agent 送り手、エージェント

2008-05-23 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-6)>

Agent 送り手、エージェント
テレパシー実験でターゲット情報を送信するよう求められる被験者。
自然に起きたテレパシー様の事例で、送信側に当たる人物。まれに
念力実験や、ポルターガイスト事例で、PK能力を発揮したとされる
人物を指す。


After Death Communication 死後通信

2008-05-22 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-5)>

After Death Communication (ADC) 死後通信
死後の人格からもたらされたと見られるメッセージであり、霊視や
霊聴、霊動などとして現れる。広くは霊媒による語りの内容も含む。
※いわゆるこっくりさんによるメッセージもこれに当たるのだろう。


Affectability アフェクタビリティ

2008-05-20 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-3)>

Affectability アフェクタビリティ
1941年にチャールズ・スチュアートが、フィードバック感受性を
こう呼んだ。ESPテストで、前の実験のスコアを知らせ、次の
実験のスコアを予想させたときに、知らせたスコアに引きずら
れる予測をしやすい被験者は、アフェクタビリティが高いとした。
続いて、1946年に彼は、好き嫌いが激しい人をアフェクタビリティ
が高く、興味・関心が低い人をアフェクタビリティが低いとして、
測定尺度を構成した。ESPテストのスコアは、アフェクタビリティ
と負の相関があるという。


Active-Agent Telepathy アクティヴ・テレパシー

2008-05-19 | 用語解説A-D
<ソルボーンの用語解説(A-2)>

Active-Agent Telepathy アクティヴ・テレパシー、送り手のテレパシー
送り手側が能動的に働きかけて起きたとみなされるテレパシー現象。

※通常のテレパシー現象は、どちらかというと受け手の能力とされる。
 送り手を重視する場合、受け手の脳に作用する念力とも考えられる。
↓秋のNHKドラマ「七瀬ふたたび」のキーワードともなっている。
http://blogs.yahoo.co.jp/miss_phoenix/52538999.html


ソルボーンの用語解説

2008-05-17 | 用語解説A-D
では、新しい試みとして、

 「マイケル・ソルボーンの用語解説」
 A Glossary of Terms Used in Parapsychology
 ―Puente Publications, 2003

を、紹介していこう。この本は1982年に出版された本の
改訂版である。なお、超心理学に直接関係しない語句は
省略する。

著者は1955年生まれ、オーストラリアのアデレード出身の
心理学者・哲学者であり、1981年に英国エジンバラ大学
において、超心理学の研究で博士号を取得している。現在
アデレード大学で研究を続けている。