超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Word Association Test 単語連想検査

2010-05-30 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(W-4)>

Word Association Test 単語連想検査
カール・ユングが深層心理を探求するために編み出した
検査方法で、単語を与えて、それから連想される言葉を
被験者に答えてもらうが、それに要する時間を見ている。

※超心理の研究にも、しばしば応用されている。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-8.htm

カーリングトンは、霊媒の性格と、霊媒に憑依した人格の
それとを区別するのに使った。


Witness Inhibition 目撃抑制

2010-05-29 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(W-3)>

Witness Inhibition 目撃抑制
ケネス・バチェルダー(1984)の用語で、超常的な現象を目にした
ときの心理的な動揺をさす。未知のものや制御できないものへの
恐怖から、あらかじめ目撃しないような行動をとったり、目撃した
としてもそれを忘れてしまったりする。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-1.htm


Variance-Differential Effect 分散差効果

2010-05-23 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(V-1)>

Variance-Differential Effect 分散差効果
2つのグループの被験者の得点分布を比較し、双方の分布の
分散の大きさに互いに差があること。

※ESP実験では、動機づけの高い被験者群では分散が高く、
 動機づけの低い被験者群では分散が低い傾向が知られる。


U-Curve U字カーブ

2010-05-20 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(U-1)>

U-Curve U字カーブ
一連のESP実験の得点傾向によく現れる点数カーブで、
最初は高得点であるが、しだいに得点が低下し、実験の
終了に近づくにつれ、再度点数が向上する傾向を言う。

※記憶の心理実験でも、記憶対象の系列に対して
 U字カーブの得点傾向が見られる。


Trial 試行

2010-05-13 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-24)>

Trial 試行
超心理実験における最小ユニット。ESPテストであれば、
ひとつのターゲットに対して、ひとつのコールをすること。
PKテストであれば、物体の状態に影響を及ぼす1回の
試み。通常の実験では、1試行ごとに得点が付与される。


Transtemporal Inhibition 通時的側抑制

2010-05-11 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-22)>

Transtemporal Inhibition 通時的側抑制
チャールズ・タート(1978)が発見した現象で、かりにESPが過去も現在も
未来も同様によく感知できたとすると、ある現象がいつの出来事か識別し
にくくなる問題が発生するが、それを軽減する機構の存在を示す。この
機構は、時間的識別をきわだたせるため、空間のエッジ強調のメカニズム
と同様に、時間的近傍の信号を抑制するものである。つまり、一連のESP
カード実験を続けて行なっている場合、ある時刻のターゲットが星であり、
それが透視できているならば、そのひとつ前およびひとつ後のターゲットは
星でないと感知することで時刻の特定を容易にする。ESP実験データから
現に、この傾向性(ひとつ前および後のターゲットをコールしない傾向性)が
検出されている。

より詳しくは:
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-6.htm


Transpersonal トランスパーソナル

2010-05-09 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-21)>

Transpersonal トランスパーソナル
ロジャー・ウォルシュら(1993)によると、自己の感覚が個人を超えて
拡大し、全人類や生命、普遍的心や宇宙全体へと至ることとされる。
スピリチュアル(霊性)と同義に扱われることもある。

Transpersonal Consciousness 超越意識
変性意識状態のひとつで、個人的な自己感が失われ、世界全体と
一体感をもったり、大いなる存在になったりする境地。瞑想によって
至る神秘的意識状態とも言われる。


Transliminality 超境界性

2010-05-08 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-20)>

Transliminality 超境界性
マイケル・ソルボーン(1991)の提唱で、心理的な事象の
意識への透過可能性の度合いを指す。この度合いが高い
人は、超常信奉性が高く、幻想的想像が豊富で、創造性や
解離性傾向も高く、神秘体験の頻度も多い。