超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Somnambulism 夢遊(症)

2010-02-23 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-20)>

Somnambulism 夢遊(症)
眠っている意識状態のまま動きまわる病的症状。もともとは
メスメリズムで誘導されるトランス状態を指し、この状態で
しばしば高いESP能力を示すとされた。


Sitter 会席者

2010-02-22 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-19)>

Sitter 会席者
交霊会で、霊媒といっしょにテーブルを囲み、霊と交信する人。

Sitter Group
ケネス・バチェルダー(1984)が使用した用語で、半形式的な
小グループでテーブルを囲み、テーブル浮遊や叩音などの
物理的な超常現象の発生を意図した実験会。ビクトリア時代
の交霊会らしく行なうものの、霊魂の存在は想定してはおらず、
現象が起きても会席者のPKとして解釈される。


Siddhis シディ

2010-02-21 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-18)>

Siddhis シディ
サンスクリット語で、超常的能力を示す。パタンジャリのヨーガ・スートラ
によると、高いレベルにまで瞑想が訓練されたときに身についているもの。

Siddha
シディを身につけた人。TM瞑想の熟練者。


Shin シン

2010-02-20 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-17)>

Shin シン
タウレス&ウィズナー(1947)が導入した用語で、自己や魂などの
心身相互作用の担い手を中立的に指す。体内で働けば、通常の
知覚や意志の主体となり、体外で働けば、超常現象をひきおこす
ものとなる。もとはヘブライ語のアルファベットから由来している。


Sheep-Goat Effect ヒツジ・ヤギ効果

2010-02-13 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-15)>

Sheep-Goat Effect ヒツジ・ヤギ効果
ガートルード・シュマイドラーが発見した関係で、与えられたESP
実験の条件が許容できるかどうかが、当該実験のスコアの高低
に相関すること。許容者がヒツジで、拒絶者がヤギと呼ばれ、
前者が期待値より高く、後者が期待値より低いスコアを得ると
される。研究者によって(超常現象を信じるか信じないかなどと)、
この効果の意味合いを拡張してとらえていることもある。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-1.htm


Sheep ヒツジ(信奉者)

2010-02-12 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-14)>

Sheep ヒツジ(信奉者)
ガートルード・シュマイドラー(1943)の用語で、ESPの存在
可能性を受容する(あるいは単に超常現象の信奉スコアが高い)
被験者につけられた愛称。新約聖書(マタイ25)の記述にちなむ。

Super-Sheep (or White Sheep)
ベロフとベイト(1970)が使用した用語で、自分に超能力があり、
実験で高得点が出せると自負する人。

※シュマイドラー女史は、96歳で昨年亡くなった。
http://www.parapsych.org/members/g_schmeidler.html


Seriality 連続性

2010-02-01 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-10)>

Seriality 連続性
ポール・カンメラー(1919)が因果性に代わる概念として提案した。
物理的な因果性とは独立して、同種の出来事が偶然に一致して、
あるいは相次いで起きること。