超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Zetetic ゼテティック

2010-06-04 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(Z-2)>

Zetetic ゼテティック
マルセロ・トルッツィが、正当な懐疑に対してあてた用語で、
「究明」を意味するギリシャ語で、古代ギリシアの哲学者
ピュロンにちなんでいる。何事も証拠が十分でない場合には
あたまから否定するのではなく、判断を留保すべきである
とした精神を表現している。

※かつてトルッツィが編集した雑誌の名前でもある。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/1-4.htm


Xenoglossy ゼノグロッシー、異言

2010-06-02 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(X-1)>

Xenoglossy ゼノグロッシー、異言
シャルル・リシェ(1905)の命名で、話者がまったく知り得ない
異国の言語を語ること。(生まれ変わりの証拠とされる。)
語源はギリシア語で、ゼノ(異国)+グロス(言語)。
Xenoglossia, Xenoglossis, Xenolaliaとも言う。
ラリアはギリシア語で「発声」のこと。


Word Association Test 単語連想検査

2010-05-30 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(W-4)>

Word Association Test 単語連想検査
カール・ユングが深層心理を探求するために編み出した
検査方法で、単語を与えて、それから連想される言葉を
被験者に答えてもらうが、それに要する時間を見ている。

※超心理の研究にも、しばしば応用されている。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/4-8.htm

カーリングトンは、霊媒の性格と、霊媒に憑依した人格の
それとを区別するのに使った。


Witness Inhibition 目撃抑制

2010-05-29 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(W-3)>

Witness Inhibition 目撃抑制
ケネス・バチェルダー(1984)の用語で、超常的な現象を目にした
ときの心理的な動揺をさす。未知のものや制御できないものへの
恐怖から、あらかじめ目撃しないような行動をとったり、目撃した
としてもそれを忘れてしまったりする。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-1.htm


Variance-Differential Effect 分散差効果

2010-05-23 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(V-1)>

Variance-Differential Effect 分散差効果
2つのグループの被験者の得点分布を比較し、双方の分布の
分散の大きさに互いに差があること。

※ESP実験では、動機づけの高い被験者群では分散が高く、
 動機づけの低い被験者群では分散が低い傾向が知られる。


U-Curve U字カーブ

2010-05-20 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(U-1)>

U-Curve U字カーブ
一連のESP実験の得点傾向によく現れる点数カーブで、
最初は高得点であるが、しだいに得点が低下し、実験の
終了に近づくにつれ、再度点数が向上する傾向を言う。

※記憶の心理実験でも、記憶対象の系列に対して
 U字カーブの得点傾向が見られる。


Trial 試行

2010-05-13 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(T-24)>

Trial 試行
超心理実験における最小ユニット。ESPテストであれば、
ひとつのターゲットに対して、ひとつのコールをすること。
PKテストであれば、物体の状態に影響を及ぼす1回の
試み。通常の実験では、1試行ごとに得点が付与される。