33番目は、より最近の懐疑論争の翻訳論文集。
●伊藤信哉(監訳)『チャールズ・ホノートンとガンツフェルト研究』
日本超心理学会(1997)
前項、前々項に紹介したようにレイ・ハイマンはガンツフェルト研究が
統計的に超能力を示していることを懐疑し、論争をしかけていた。
ガンツフェルト実験の開発者であるホノートンが、その批判を受けてたち、
ハイマンが批判する実験手続き上の諸問題のそれぞれについて、批判に
相当するような不備はないと刻銘に論じていく。
両者は、論点を確認しあい、ついに「共同声明」を出すのである。それは
すごく簡単にいうと次のとおり。
・ガンツフェルト実験には、通常の科学的方法に照らして不備はない。
・ガンツフェルト実験の結果には、偶然とは言えない統計的偏りがある。
・その偏りは、ホノートンは超心理現象だというが、ハイマンは何らかの
特定できない原因でおきたものという。
本書には、さらにダリル・ベムによるガンツフェルト研究のレヴューも収録
されている。前々項のヒルガードの心理学に掲載されているハイマンの
難解な議論を理解するのにも最適。
入手したい方は日本超心理学会事務局にコンタクトされたい。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jspp2/
●伊藤信哉(監訳)『チャールズ・ホノートンとガンツフェルト研究』
日本超心理学会(1997)
前項、前々項に紹介したようにレイ・ハイマンはガンツフェルト研究が
統計的に超能力を示していることを懐疑し、論争をしかけていた。
ガンツフェルト実験の開発者であるホノートンが、その批判を受けてたち、
ハイマンが批判する実験手続き上の諸問題のそれぞれについて、批判に
相当するような不備はないと刻銘に論じていく。
両者は、論点を確認しあい、ついに「共同声明」を出すのである。それは
すごく簡単にいうと次のとおり。
・ガンツフェルト実験には、通常の科学的方法に照らして不備はない。
・ガンツフェルト実験の結果には、偶然とは言えない統計的偏りがある。
・その偏りは、ホノートンは超心理現象だというが、ハイマンは何らかの
特定できない原因でおきたものという。
本書には、さらにダリル・ベムによるガンツフェルト研究のレヴューも収録
されている。前々項のヒルガードの心理学に掲載されているハイマンの
難解な議論を理解するのにも最適。
入手したい方は日本超心理学会事務局にコンタクトされたい。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jspp2/