超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Sensitive センシティヴ、敏感者

2010-01-29 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-9)>

Sensitive センシティヴ、敏感者
ESP体験を多くする人、しばしばそれを意図的に起こせる人。

※ESP実験で比較的安定して高得点をとれる人で、学術論文
 では「超能力者」の代わりに、よくこの用語が使われる。


Secondary Personality 第二人格

2010-01-26 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-7)>

Secondary Personality 第二人格
記憶や性格が変容し、それまでの人格とは異なる人格が登場した
ように把握できるときの、その新しい人格を言う。しばしば、その
人格交代は、旧来の人格が気づかないところで繰り返し発生する。
第二人格が多数みられる場合、多重人格とか、解離性同一性障害
などと呼ばれる。


Screened Touch-Matching 仕切り越し指定照合法

2010-01-18 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-4)>

Screened Touch-Matching 仕切り越し指定照合法
ESPカードを用いた透視実験の、古典的ではあるが厳密な
方法。実験者と被験者がテーブルに相対してすわり、間に
下の部分に隙間が空いた仕切り板を置く。被験者側の面には、
5種類のカードを被験者が適当な順に並べて貼りつける。
実験者はあらかじめ無作為化された25枚のカードを裏に
して用意し、上から順に1枚ずつ裏のままとりあげる。その
カードが何であるか被験者が透視したら、該当カードが貼ら
れた位置の真下の机面を指さす。実験者は裏のままのカード
を、その指さされた位置に置く。25枚(1ラン)をすべて終了
したら、板を倒して張り付けられたカードと同じ模様のカード
が何枚真下にあるか、表を向けて数え得点とする。実験者は、
被験者のコールが終わるまでわからないので、実験者側が
作為的に得点を高くすることが難しくデザインされている。


Scotography 暗念写

2010-01-17 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(S-3)>

Scotography 暗念写
ジュール・アイゼンバッド(1983)が使った用語で、未現像の
フイルムに直接、カメラを使わずに像を写すこと。

※1910年ころに、福来友吉の指示のもとで、長尾郁子がそれに
 成功したと報告されている。福来友吉『透視と念写』


Run ラン、一連の試行群

2010-01-13 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(R-19)>

Run ラン、一連の試行群
ESPカード実験のように多くの実験試行を繰り返すときに、
休息を入れずに続ける試行の連なり。ESPカード実験の
場合は、普通1ランが25試行。1ランの試行数は事前に
決めておく。休息をはさんで複数のランを続けて行なう場合、
その全体をセッションと呼ぶ。

※たとえば、被験者ひとりに対して毎日1セッション4ランを
 3日間行なうという実験を、30人に対して行ない統計分析
 したなどとして、論文をまとめる。


間奏曲(57)超能力3時間特番

2010-01-05 | 間奏曲
昨晩のTBSで放映された超能力3時間特番見ました?

芸人十数人が、一週間ほど合宿して超能力を訓練したら
透視ができるようになって、最後のほうはなんと、ほとんど
百発百中でした。

超心理学分野で、世界中の研究者が何十年も苦労して
も訓練法が確立していないなかで、番組でちょっと人を
集めたら訓練ができてしまうというのは、それが事実だ
としたら、あまりに研究とのギャップが大きいですよね。

ちなみに、紙コップを2つ重ねての透視は、超心理学の
実験としては認められません。おまけに自分でターゲット
を作るのでは、簡単に爪で印がつけられてしまいます。

マスメディアの演出の実態を示したHPに次があります。
http://homepage3.nifty.com/hirorin/natasha.htm
今回の番組も、このときと同じ制作会社です。
ご参考までに。。。


Retroactive PK 過去遡及的念力

2010-01-02 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(R-16)>

Retroactive PK 過去遡及的念力
過去のターゲットに向かって念力をかけること。物理的には
すでに決まっている過去の事象が、念力で変更されること。
Retro-PK, Backward PK, Time-Displaced PK とも呼ばれる。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/3-5.htm

Retroactive Causation 逆因果
時間的に将来の事象が原因になって、過去の事象が生起する
因果律。(自然科学では認められない。)


Response 反応、応答

2010-01-01 | 用語解説Q-Z
<ソルボーンの用語解説(R-15)>

Response 反応、応答
心理学では、刺激に対する反応を指すが、超心理学の
ESP実験では、ターゲットに対する応答を指す。ESP
実験の「応答」はとくに、「ゲス」や「コール」とも言う。

Response Bias 応答の偏り
ESP実験で応答が特定のターゲット候補に偏っている
こと。(たとえばESPカードで星を多く答えるなど。)

Response-Bias Hypothesis 応答偏り仮説
レックス・スタンフォード(1967)が提唱した仮説で、生物
の応答がランダムでなく偏りがあることが、生きるうえで
有効な、超心理効果の結果であるとすること。