超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

恐怖のポルターガイスト

2006-10-19 | 読書ガイド
49番目は、日本でほとんど唯一のポルターガイスト研究書。

●ウィリアム・ロール『恐怖のポルターガイスト』
 坂斉新治訳、志水一夫解説、ボーダーランド文庫、角川春樹事務所(1998)

これは1975年に『ポルターガイスト』と題して大陸書房から出版された本の新版
である。装丁を見るとミステリー小説かとも思えるが、れっきとした研究書である。

ポルターガイストは、日本でも10年ほど前に岐阜の公団住宅で発生して大きな
話題になった。ご記憶の方も多いであろう。

ロールは、もう80歳になるが、長年ポルターガイストの研究を続け、霊魂仮説
から距離をおいて現象そのものを論じれるように、RSPK(反復性偶発的念動
現象)なる用語を導入した。その現象の多くは通常の物理現象、ある部分は
8歳以下の子どもが発揮している超能力が中心だそうだ。以下に彼の写真あり。
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/7-4.htm

解説の志水氏は、ネットでは「夜帆」というハンドル名で活躍する著名人。
http://homepage3.nifty.com/kadzuwo/in_j.htm