チベット瞑想における霊感と地磁気変化の関係

＜ＰＡ２０１１（13）＞

●ロニーデューガル＆ライアン＆ルーク
　「チベット瞑想における霊感と地磁気変化の関係」（英国より）

かねてより地磁気変化は、超心理的感覚を増進すると報告されている。
チベット仏教の僧侶１４人について、１５分間の瞑想の後、ＥＳＰ検査
を年間に８回行なってもらい、各回の地磁気変化との関係を調べた。

地磁気との関係、月齢との関係、瞑想経験年数との関係はいずれも
見られなかった。しかし、事後的な分析で、気温との相関が見られた。

黒犬の霊遭遇事例報告の分析

＜ＰＡ２０１１（12）＞

●サイモン・シャーウッド
　「黒犬の霊遭遇事例報告の分析」（英ノーザンプトン大学）

黒犬の霊は、伝説にとどまらず、現在でも遭遇が報告されている。
その事例報告５２を分析した。遭遇の場所、状況、目撃者の特徴、
犬の外見、犬の挙動という項目にわたって整理した。

霊媒の現象学的分析

＜ＰＡ２０１１（11）＞

●エリザベス・ロクスバーグ
　「霊媒の現象学的分析」（英ノーザンプトン大学）

霊媒と称する人々は、その能力をいかにして身につけたと
自ら考えているか。霊との交信をいかにして行なっている
のか。こうした質問を１０人に対して半構造化インタビュー
して、回答のテキストを解釈学的に分析して、いくつかの
特徴を抽出した。

漢字を使った形態共鳴理論の追実験

＜ＰＡ２０１１（10）＞

●ロエ＆ヒッチマン
　「漢字を使った形態共鳴理論の追実験」（英ノーザンプトン大学）

かつて、正しい漢字とニセ漢字を、英語圏の被験者に提示して
記憶する実験を行なった。形態共鳴理論によれば、人類の一部が
使用している正しい漢字は、他の人間も覚えやすいとされる。

＜ＰＡ２００８（１４）＞では、きわめて有意な結果で仮説が支持
されたので、今回はより多くの漢字のセットを用意して、徹底的に
実験を行なった。ところが、今回は偶然期待値にとどまった。

催眠感受性と自由応答ＥＳＰの関係

＜ＰＡ２０１１（9）＞

●パラ＆アルジベイ
　「催眠感受性と自由応答ＥＳＰの関係」（アルゼンチン）

101人の被験者に対して、ハーヴァード催眠感受性検査を実施し、
高得点群20人と低得点群81人に分けられた。その後、自由応答
ＥＳＰ実験を２回行ない、成功度合いを両群で比較した。結果は
高得点群のほうが有意に成功した（p=0.03）。