超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

Psi-Hitting サイ・ヒッティング

2009-05-31 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-39)>

Psi-Hitting サイ・ヒッティング
ESP実験やミクロPK実験などで、ターゲットに対して
「成功」の結果を出しやすい状態のこと。統計的には
「成功」方向に有意になる。

Psi-Missing サイ・ミッシング
上とは反対に、「失敗」の結果を出しやすい状態のこと。
統計的には偶然期待値よりも「失敗」方向に有意になる。


Psi-Field Hypothesis サイ場仮説

2009-05-30 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-38)>

Psi-Field Hypothesis サイ場仮説
W・G・ロル(1966)の仮説で、心霊現象は、物体を取巻く
「サイ場」(電磁場のような物理的性質をもつ)によって
ひき起こされるとする。また、そのサイ場を次々に経由して、
人体のサイ場へと至り、脳内にESP現象を起こすという。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/5-5.htm


Psi サイ、超心理

2009-05-21 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-34)>

Psi サイ、超心理
ウィーズナーやタウレス(1942)が提案した、超常的過程を
中立的に表現する用語。霊的現象を含むこともできるが、
パーマー(1986)は、霊などの世界観を連想させない用語と
して使用することを主張した。

タウレスの当初の提案では、次のような下部分類がある。

Psi-Epsilon Ψε
物質化すること。

Psi-Gamma Ψγ
ESPのこと。

Psi-Kappa Ψκ
念力のこと。


Proximal Psi 近接サイ

2009-05-20 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-33)>

Proximal Psi 近接サイ
ソルボーン(1986)の提唱した用語で、ESPに代わる
存在論的に中立な表現。つまり被験者の「周辺」で
起きた現象とだけみなし、被験者をESPの行為主体
とはしない、先入観を排した表現である。


Progressive Skepticism 進歩的懐疑

2009-05-14 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-31)>

Progressive Skepticism 進歩的懐疑
超常的とされる現象について、それを説明する数々の科学的仮説を
逐一吟味したうえで、現状ではどんな仮説もその現象を説明できない
とするスタンス。ジョン・パーマー(1986)の表現で、科学の方法論に
対して誠実な姿勢であり、科学の進展に寄与すると見込まれるので
「進歩的」とされる。


Process-Oriented 過程指向、プロセス指向

2009-05-13 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-30)>

Process-Oriented 過程指向、プロセス指向
超心理実験で、どのように現象が起きたかという過程について重き
をおいて探究すること。次の証明については二の次に考える。

Proof-Oriented 証明指向
上とは逆に、超常的現象が確かに起きたという、有無を言わさぬ
事実を明示しようとして実験すること。

http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/1-1.htm


Preferential Effect 選好効果

2009-05-09 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-28)>

Preferential Effect 選好効果
ラオ(1963)が提唱した用語で、実験に対して好ましさを表明した
被験者のESP得点が高い傾向を指す。

Preferential Matching/Ranking
スチュアート(1942)の用語で、自由応答ESPテストで、受け手の
応答(描画や口述)に対して、複数のターゲット候補を用意し、判定
者に、応答に類似している順番に各候補に順位をつけてもらう方法。
真のターゲットが1位になるのが一番いいのだが、2位であっても
相応の分析ができる。


Precognition 予知

2009-05-08 | 用語解説M-P
<ソルボーンの用語解説(P-27)>

Precognition 予知
ESPの一形態であり、通常では予測できないような
将来の事態を超常的に感知すること。

Precognitive Attrition 予知効果の逓減
ストーク(1987)によると、予知の効果は、予知の時点と
予知された事態の時点との間隔が空くと、しだいに正確さ
が薄れてくるとした。