映画館で鑑賞したんですよ。
嫁さんと子ども達の特別許可が出て。
1年以上、映画館で映画を鑑賞していませんでしたが、
やっぱり劇場で観る映画は最高ですね。
さて、本作ですが。。。
今作から監督がスティーブン・ソマーズからロブ・コーエンに代わりました。
ロブ・コーエンと言えば『ステルス』も彼の監督でしたね。
でも、監督が代わっても『ハムナプトラ』の冒険アドベンチャー魂をそのまま引き継いでくれています。
これでもかと言わんばかりの怒涛の派手なアクションは健在です。
前2作『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』と『ハムナプトラ 黄金のピラミッド』は、
エジプトを舞台に繰り広げられたアドベンチャーでしたが、
今回は中国が舞台です。
万里の長城を建造したとされる暴君、始皇帝をモデルとした皇帝を、
全世界から自由を奪い取る悪役に仕立て上げています。
この暴君を演じるのがなんとジェット・リー!
大物です。
でも、ジェット・リーは顔が優しすぎて、あまり悪役には向いてないですかね。
前2作で登場した敵役、イムホテップ(俳優名はわかりません)のほうが存在感がありました。
配役といえば、今作からブレンダン・スレーザー演じるリック・オコーネルの妻エブリン・オコーネルが、
レイチェル・ワイズから知らない人(なんちゅーいい加減な)に代わってます。
この映画で何が残念かというと、レイチェル・ワイズが出ていないことに尽きます。
彼女のキュートでコミカルな天然ボケキャラはこの作品に必要不可欠でしたから。
今回のエブリンは落ち着きすぎてるんですよね。
年齢もレイチェル・ワイズよりだいぶんいってそうです。
エブリンの兄、ジョナサンは健在です。
オコーネル夫妻のひとり息子、アレックスは大学生になって、
大学も中退し、遺跡の発掘に夢中。
そのアレックスが掘り当てたのが皇帝のミイラ。
そこからはお決まりのジェットコースターアドベンチャー一本道。
はじめのカーアクションを筆頭に、息も継がせぬアクションシーンの連続です。
アクション自体は、そこそこ満足いくものだったのですが、
気になったのがカメラワーク。
特にヒマラヤでのアクションは、3秒に満たないようなブツ切りショットの連続で、
誰と誰がどう闘っているのか、何をしているのか、よくわかりませんし、
被写体に寄って撮影されているので、全体がつかめず疲れます。
ところで、アクションは満足いくレベルだと書きましたが、
映画全体を通して物足りなさがあります。
中国全土をまたにかけて繰り広げられる物語がダメなのかというと、そうではありません。
もともと、このテの映画にはできたストーリーなんて求めません。
夫婦愛、家族愛、異性間の愛。
それなりにこのシリーズ共通テーマの愛を取り上げ、うまくまとめています。
では、何が足りないのか。。。
それはユーモアです。
そう、ユーモアが絶対的に足りない、それが致命傷になっています。
あ、ないと言い切ってしまうと語弊がありますね。
製作者側はユーモアを散りばめているつもりなのはわかるのです。
でも、ちーっとも笑えません。
前2作では豊富なユーモアがありました。
プッと吹き出すシーンはもちろん、声を上げて笑ってしまう場面も多々あったのですが、
今作ではそんなシーンが一切ありません。
笑えないネタを披露されても、観ているこっちは脱力するだけです。
好きな作品だけに感想が長くなってしまいます。
続きは明日にでも。
では。
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