2月13日 おはよう日本
アメリカ サンフランシスコ国際空港。
ユナイテッド航空の機長 デブラ・マッカウさん。
乗客300人の命を預かる究極のリーダーである。
マッカウさんは34年前にユナイテッド航空に入社。
当時パイロットはほとんどが男性だった。
(ユナイテッド航空 機長 デブラ・マッカウさん)
「女性であるために十分な経験もないのに採用されたと言われ憤りを感じていた。」
2児の母親として家事や子育てを両立させながら着実に経験を積み上げ
10年ほど前に大型機の機長になったマッカウさん。
リーダーとして大切なことは?
(ユナイテッド航空 機長 デブラ・マッカウさん)
「沈着冷静・親しみやすさ・自信
相手との上手なコミュニケーションが大事。
それらを大事にしたことで機長という全体を決める立場になることができた。」
飛行中にはリーダーの決断力が問われる場面がある。
以前 フライト中に乗客の中に急病人が発生。
最も近くかつ最短時間で再び目的地に向かうには
どこに緊急着陸するのがベストか。
マッカウさんは空港側とも緊密に連携を取り迅速に決断。
そして乗客の側に立ったアナウンスを心掛けたという。
(ユナイテッド航空 機長 デブラ・マッカウさん)
「機内に自分の家族・友人が乗っていると想像してアナウンスをした。
どんな内容を知りたいか
正直に情報を出す
その結果 安心してもらえればと思っている。」
去年マッカウさんは日本を訪問。
女性のキャリア形成に関するシンポジウムで若者にメッセージを送った。
(ユナイテッド航空 機長 デブラ・マッカウさん)
「自分に自信を持ち
自分がしていることを愛してください。」
世界の空を飛び続ける
リーダーは良い聞き手であることが最も重要だという。
(ユナイテッド航空 機長 デブラ・マッカウさん)
「部下がリーダーに質問するのが怖いという状況を作らないことが大事。
そしてリーダーは部下から質問されることを恐れないこと。
リーダーはお互いコミュニケーションを気軽にできる環境を作ることが大事。」