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出世猫 さんじゅーろーの冬

2019-03-04 07:00:00 | 報道/ニュース

2月12日 おはよう日本


備中松山城城主 猫のさんじゅーろー
高さ430mの山の頂にある備中松山城は
その幻想的な姿から「天空の城」とも呼ばれている。
鎌倉時代から続く歴史ある城である。
お城まで歩いて30分から1時間はかかるが
さんじゅ―ろーを見ようと多くの人が訪れる。
「横浜から来ました。」
「住んでいるところは静岡の浜松で
 さんじゅーろーくん目当てで来ました。」
余は野良猫から城主になったんじゃ。
これまでのいきさつと日常を語ろうかのう。
どこで生まれたんかは覚えとらん。
ちょっとは人の世話にもなっとったけど基本的にはのんびり過ごしてきたんじゃ。
あれは去年の7月。
豪雨が街を襲ったんよ。
もうびっくりしてワケわからんうちにたどり着いたんがこの城じゃ。
城に呼ばれたんかのう。
豪雨災害の影響で城の観光客は激減した。
そこに現れたのが1匹の猫。
自由気ままな姿が話題になり
城は活気を取り戻した。
城のスタッフは「さんじゅーろー」と名付けて大切にもてなした。
そして去年12月
招き猫としての功績が認められ城主の座に就いた。
城主自ら客と触れ合う。
岡山市に住む中学2年生のまい子さん。
さんじゅ―ろーにひそかに思いを寄せてきた。
幼いころ猫アレルギーだったまい子さん。
以来 猫は苦手だった。
(祖母)
「猫を触ると湿疹が出ていたのですごくかわいそうでした。」
将来 学校の先生を目指しているまい子さんは
苦手なものを1つでもなくしたいと考えていた。
去年の秋 新聞に載っていたさんじゅ―ろーの写真を見て
“子猫だったら触っても大丈夫かもしれない”と思った。
初めてさんじゅ―ろーのもとを訪れた。
近づくまい子さん。
さんじゅ―ろーを抱きしめる。
猫の苦手意識を克服したばかりでなくすっかり虜になった。
(まい子さん)
「特別なものになったと思います。
 もっと自分に自信をもって頑張っていきたいです。」
推定3歳
オスの猫 さんじゅ―ろー。
城主としての務めは始まったばかりである。
みんな
城で待っとるぞよ。

さんじゅ―ろーは午前10時と午後2時に城の見回りを行っている。





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