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ポテトフラワーを食卓に

2019-03-17 07:00:00 | 報道/ニュース

2月23日 おはよう日本


食卓を飾る色とりどりの花。
サンドイッチにも華やかさを添える。
グラスの上にもおしゃれなアクセント。
実はマッシュポテトで作られた十勝ポテトフラワーである。
原料は十勝産のジャガイモ。
素材の持っている色をそのまま生かした新しい食の提案である。
考えたのは帯広市の甲賀静香さん。
これまでも十勝の景色をクッキーに描いたアートクッキーを制作。
新たな視点で十勝の魅力を発信してきた。
見た目には楽しいけれど手が出しにくいカラフルなジャガイモを多くの人に使ってほしい。
生地の練り具合や絞り方など1年余りの試作を重ねて
今年から東京の料理教室などで作り方を広めていくことになった。
(「十勝ポテトフラワー」を考案 甲賀静香さん)
「カラフルなジャガイモを以前から見ていたんですけれども
 この色をもっと生かせたら素敵だなとか
 おいしいものをもっといい形で格好良く美しく伝えるにはと思った時に
 お花というのが1つのキーワードになって
 これで伝えたいと思いました。」
この取り組みを可能にしているのが十勝で作られている種類豊富なジャガイモである。
幕別町の折笠健さんは8種類のジャガイモを生産している。
甲賀さんから品種ごとの特徴を教えてほしいと頼まれた。
「色の違いで何が違ってくる?」
「これはシャドークイーンというんですけど
 比較的色の濃い品種でアントシアニンの含有量がものすごく多い。
 実際これがいちばん濃いですね。
 味もいちばんいいし。」
こういったジャガイモはこれまで飲食店などへ出荷してきた。
折笠さんは新たな販路を開くきっかけになればと期待している。
(折笠健さん)
「1つのお皿の中でどういう表現されるのか楽しみですね。
 お客さんがそれを見てどう反応するのか。
 花を見て着色されているんじゃないかと思いがちですが
 きっと“何使ってんの” って。
 だけど“ジャガイモ本来の色なんですよ”と言った瞬間に
 “そんな品種あるの?”“どんな品種?”と思ってくれたらうれしいですよね。」
甲賀さんはポテトフラワーの魅力をまずは地元の人たちに伝えたいと考えている。
この日は幕別町にある施設を訪ねた。
施設でワークショップを開いてもらおうと初めての実演でアピールする。
「可愛い。
 ピンクが入ってきた。」
「こんな感じですっと延々と絞り続ける。」
(参加者)
「もっと難しいものを想像してたんですけど意外と簡単。」
(甲賀静香さん)
「お花ができてワッと喜ぶ姿を見るのはたまらなくうれしいですね。
 誰でもお子様でもできるなっていう可能性は感じました。」
(「十勝ヒルズ」企画・営業マネージャー)
「十勝の食材と登園に咲いているお花
 合わさってこういった素敵なものに
 1つの形になっていくというのがすごく魅力的だなと感じました。」
ジャガイモの新たな楽しみ方を地元発信で広めたい。
甲賀さんに挑戦の1年が始まった。
(甲賀静香さん)
「ジャガイモでお花ができる
 料理になるっていうことを
 生産者・消費者の方ももっと面白い楽しみ方の1つとして知っていただけたら
 世界中にジャガイモ
 マッシュポテトが欧米各地・アジア圏にもあるものなので
 世界にこのポテトフラワーが広がったらおもしろいなと思っていて
 もしかしたら“世界初・十勝から”ということができるかもしれないので
 世界に向けて発信したいなと思っています。」




 

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