10月10日 めざましてれび
1964年10月10日 東京オリンピック開幕
1966年 「10月10日」を国民の祝日に
2000年 10月の第2月曜日に (ハッピーマンデー制度)
10月10日体育の日は6年ぶりである。
文部科学省が体育の日にあわせて公表した2010年度の体育・運動能力調査によると、
短距離走の速さやボールを投げる力など、
子どもの基礎的な運動能力の回復傾向が鮮明になっている。
16歳の運動・体力テストの合計点は男女とも調査開始以来最高。
98年の調査開始以降、16歳だけでなく全グループで最高になった。
子供の体力のピークだった1985年の水準にはまだ届いていないが、
子供の体力低下に歯止めがかかった。
順天堂大学 内藤久士教授
「子供の体力低下に危機感を抱いた学校や
スポーツ関係者がさまざまな取り組みを進めた成果が出た。」
文部科学省では、
運動習慣を「ほとんど毎日」から「しない」までの4段階に分けて調査しているが、
スポーツをする子としない子の体力格差が広がっていることがわかった。
50m走の成績
11歳の男の子 週3日以上運動 8,7秒(1985年) 8,6秒(2010年)
ほとんどしない 9,0秒 9,4秒
11歳の女の子 週3日以上運動 9,0秒 8,9秒
ほとんどしない 9,2秒 9,4秒
幼い頃から体を動かす運動習慣をつけていくことが大切と指摘されている。
中学・高校で運動部での活動を経験した人は、
経験しなかった人に比べて最大で20歳ほど若い人と同じ程度の体力があることもわかった。
体力テスト(60点満点)
中高での運動部
男性 経験者 (40~44歳) 35,85
未経験者(25~29歳) 35,43
女性 経験者 (45~49歳) 36,17
未経験者(20~24歳) 34,67
文部科学省は、継続的な学校時代の運動部での経験が、
その後の運動・スポーツ習慣につながり
生涯にわたって高い水準の体力を維持するための重要な要素になっていると分析している。