10月14日 めざましてれび
ルミネが10月28日、
JR有楽町駅前の商業施設「マリオン」に開業する。
これを機に周辺の商業ビルでは改装が相次いでいる。
ルミネは首都圏に14店舗展開していて、
若い女性を中心に支持を集めている。
ルミネの隣りの阪急百貨店はメンズ専門になる。
マリオンに入っている有楽町阪急は、15日、
紳士服専門店「阪急メンズ東京」として改装オープンする。
地下1階から地上8階の売り場のほぼ全フロアを紳士服、紳士向け雑貨となる。
有楽町阪急では、
「紳士服の店は現座に少ない。
チャンスはある。」
と、男性客の集客を期待している。
松屋銀座は2階と7階の改装を行った。
2階は今まで若い女性向けの衣料品を中心にした売り場だったが、
高級婦人靴、バッグ類売り場に改装し、
従来の主力ターゲットよりやや上の世代向けを強化する。
メンズに変える阪急、
上の世代を狙う松屋は
ルミネとの住み分けを狙っているようにも見える。
プランタン銀座でも9~10月に一部改装が行なわれている。
客層がルミネを重なるプランタン銀座では、
「人をひきつけるルミネの力に期待したい。」
と、来客の増加を見込んでいる。
若い女性がターゲットのマロニエゲートなどでも
プランタンと同じ期待を持っている。
このエリアでの競争は相乗効果を期待するところと
住み分けを狙うところの大きくふたつに分かれる。
ルミネ、プランタン、マロニエゲートに若い女性、
阪急に男性、
松屋にはやや上の世代の女性。
銀座には3年ほど前にフォーエバー21、ZARA、H&Mなどが進出し、
若い女性が集まるようになった。
三越は去年9月に大幅増床してやや上の世代を取り込もうとしている。
アプローチはさまざまだが
秋の顧客争奪戦がいよいよ始まる。