6月3日 FNNニュース
WHOは、欧州O104がこれまでにはない新種の可能性があるとの見方を示した。
WHO当局者は2日、今回ののO-104の菌は特異で新種の可能性があるとしたうえで、
「大腸菌の分子、遺伝子構造を調べることが重要。」
と指摘、
菌の疫学調査を継続する方針を示した。
菌のDNA解析を行った専門家は、
「感染性も毒性も強い。」
と指摘していて、世界的に最大規模の感染となる恐れが出ている。
これまでにドイツを中心に死者は18人にのぼり、
感染者はイギリス、フランスなど少なくとも10カ国に拡大、
2000人以上が感染していると見られている。
感染源は依然特定できていない状況で、
WHOでは
食材の中心の温度が70℃に達するまで調理することや、
手洗いなどの衛星処置を呼びかけている。
一時はスペイン産のキュウリが感染源ではないかといわれていたが、
まだ感染源の特定は出来ていない。
スペインの首相が風評被害だとして、
キュウリの損害賠償を求めていくという考えを示している。