老いては子に従えと申しますが、
年をとると自分の考えが常に正しい。
だからそれを他人に押しつける、
我を通す
意見を聞かない
他人がどう思おうとかまわない
協調性に乏しい
このようになっていきがちです。
今日の護摩祈祷
この協調性とは何かというと、それは「受け入れること」だと思います。
年をとってから大事ななのは協調性ですが
それは対人関係においてですが自分についても、
老いた自分
若いときのように身体を動かせなくなった自分
古ぼけた発想しか出来なくなった自分、
そういう自分を大らかな気持で受け入れることも大事なことです。
お年寄りに限らず、自分の欠点は自分では見えないものです。
「自分が正しい」と言って、相手の非を責めていると、争いは増えるばかりです。
仏様を拝んでいるとこのことに自然と気づかせてくれます。
南無大師遍照金剛