本日の施主様は、主に精神疾患を持たれている方の介護をされている方です。
施主様はとても熱心に介護に取り組まれており、
利用者お一人お一人に応じた対応を工夫しながら日々介護に取り組まれています。
この方から先日、日々利用者の方に快適に過ごしていただこうと努力しているのですが、
利用者さんからの無理難題な要求もあり、「心が挫けそうになる」というご相談を受けました。
この方にお父様の供養をして、見守ってもられるようにお願いされたらどうかと
霊界施餓鬼一粒萬福法要をお勤めいたしましたところ、本日のご供養をお申し込みくださいました。
右の槇の上にオーブが出ております。
供養後に山主より、
「お父さんは大変喜んでおりますよ。貴方に利用者の方が無理難題を言うのは、
貴方が親から受けた恩を返していないからです。
利用者の望みを叶えることが現実的のは難しいことであっても、
その利用者にとって叶えることができるように寄り添ってあげなさい。
そうすることで貴方の業がはけていくのです。
貴方は利用者さんの親になって優しく、時には厳しく接してあげて下さい。」
と、施主様に解かれました。
今、生きて生活できているのはすべて親のお蔭であり、生きていようが死んでいようが
受けた恩は返さなければなりません。
生きているうちの親孝行はできますが、親が死んだので何にもできませんではないのです。
亡くなってからの親孝行は、供養しかないのです。
このお話を聞かれ施主様からは「これからも頑張ります」と
笑顔でお帰りになりました。
合掌