命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

昨日の永代供養の投稿につきまして

2019年04月04日 20時34分43秒 | ひと口法話

本日、コメントをいただいたさくらさんへの返答させていただきます。

 

一宗教者として愚見を申し上げます。永代供養はご先祖を捨てるものでは決して無いと考えます。 

御神仏を深く敬い、感謝の気持ちでご先祖様に向かう事と子孫が墓を已むに止まれない事情でしまう事は、はたして同一なのでしょうか。

それでは、子供のいない夫婦はどうすれは良いでしようか。一組の夫婦から、2人の子供が生まれない時代です。

また、他家に嫁ぐなどして姓を替える事情がある場合など山主様はどのようなお考えをお持ちでしようか。

  

 

高野山には、昭和二年 満州に開拓に行かれる際に 

金、五万円をお寺に寄進し、永代供養を依頼されたお位牌が現在も祀られております。

 

自分の財産を一切合財寄進してお寺さんに先祖供養をご依頼すること。

このような永代供養の仕方が、本来の永代供養ではないでしょうか

 

現在では、僅かな金額での永代供養がまかり通っております。

それがまともであると思っている相談者が多く情けなくなります。

 

先祖供養は軽々しくするものではないのです。

単にするしないは、心の問題です、

供養は心でするものです。

 

子供がいないだとか、娘ばかりだとか、子供に世話がかかり可哀相だとかの

理由で墓じまいや仏壇じまいをして永代供養にしてしまう。

仏事に一切関わりたくないという御仁がよく相談に見えられるのです。

 

このような行為を私は、先祖を捨てる行為であると思っております。

 

自分の実子が無くても財産分与の時には、

いとこ はとこに至るまで財産分与の対象にあるのではないでしょうか。

 

その財産を受け取るということは、

先祖供養を引き受けるという意志表示ではないでしょうか。

 

ですのでお寺さんに永代供養をお願いするのであれば、

当山では、その先祖の財産は一切合財、お寺さんに寄進するように

指導させていただいております。

 

ご自分の先祖様です。もっと知恵をだしたらどうでしょうか。

子供の数は問題ではありません。

永代供養をせずとも

 

大阪 天王寺で有名なお寺さんに僅かな永代供養料を納めて

これで一件落着という方も最近では多いと聞いております。

 

子供のない人の先祖祀りの方法とか

また、他家の嫁いだ人の実家のお祀る方法はあります。

お大師様が残されているじゃないですか。

 

先祖が家系を残したいと思っておられるのであれば、

どうにかなるものです。

 

当山にご相談に来られた方の話しですが、

 

姑が夫の遺言と称して墓じまい、仏壇じまいをした。

また、夫が亡くなったその時点で

病院から直接、火葬場で荼毘にして

その間の宗教行為は一切なし。

翌日、骨仏で有名なお寺に永代供養にして、お終いでした。

 

また、一年後、姑がガンで死亡

舅と同様の永代供養に。

 

その結果、六か月後、長男が新潟県の港で車を残し、行方不明。

その三か月後、三男が末期ガンで死去。

その六か月後、長女が心臓麻痺で死去。

 

ご相談者、大腸ガンで生存中。

 

実際にあった話です。

皆さん、どう思われますか。

 

南無大師遍照金剛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (hiro)
2019-04-04 21:18:26
なんでもコスパは行けません。無宗教の人なら仕方ないことです。恥ずかしながら親戚に宗教嫌いがいて叔父が亡くなったときは葬儀もしたのかどうだか分からず終いで報せを受けて行ったらすでにお骨でした。今ははやりの永代供養で京都南禅寺塔頭の寺にいますがなんと石で出来たロッカー!終の住処がこんなんとはびっくりしました。そこの僧侶と直接会ったことはありませんがなんと戒名も付けんでいいと言ったそうです。宗教者自体が最近どうかしてるとも思わずにいられません。もうあまり親戚付き合いないので構いませんが。うちの宗旨の真宗で法名かつては女性は釈尼〜と冠しますが最近のは性別に関わらず釈〜としているらしいです。なんか変ですよね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。