お大師様は 「十住心論八」のなかで
「一切衆生の身中にみな仏性あり。如来蔵を具せり。一切衆生は無上菩提の法器にあらざることなし」 と、
ひとは皆、仏性を持っていると説かれています。
どのような人間にも必ず仏様の性質をもっているとのことなのですが、
「仏様にような人」に成るのは、大変難しいとされています。
真言宗のご本尊・大日如来様は宇宙の真理そのもののであり、
日々私達に教えを語りかけて下さっています。
しかし、その教えは私達には分かりにくいものであり、実行しづらい点が多いものです。
それを知るには自分自身が仏様の真似をすることです。
私達の仏性が普段表に出ないのは、
煩悩という穢れがついているからであるとされ、
煩悩をとり除くことができれば、仏様に近づけるのです。
そのためには人の悪口を言わない、憎まない。
ニコニコして人を愛し、自分を愛します。
このようなことを心がけ生活すれば仏様にだんだん近づいていきます。
そして人に愛され、生活が豊かになります。
自分の仏性が育っていきます。是非実行してみて下さい。
南無大師遍照金剛