コペンハーゲンのシンクタンク のレポートに
よると、2015年に世界で生産された洋服は
40%しか消費されず、廃棄量が消費量の
約1.5倍の9,200万トンになったそうです。
廃棄量を枚数換算すると、約3,000億着に
なります。そのうち、82%が焼却や埋め立て
処分されました。
日本における衣類廃棄量は、年間約100万トン。
枚数に換算すると、3億着。その半分以上は
枚数に換算すると、3億着。その半分以上は
焼却処分されています。
アパレルは季節商品のため、次期に持ち越すと
在庫として資金繰りを圧迫するうえ、商品価値が
落ちます。まず、一定量を正規価格で売って、
残りをセールで処分することになります。
今回のコロナ禍では、百貨店やショッピング
センターが一時休業を余儀なくされたので、
春夏物が売れず、在庫は過去最高水準にあります。
このままでは、秋冬物の仕入れに響きますので、
処分セールをせざるを得ませんが、消費者の
外出機会が減っており需要も低迷しています。
在庫リスクは、百貨店などの小売業者ではなく
アパレル企業が負うため、経営の苦しくなった
企業は地方百貨店を中心に撤退を計画しています。