世界の再生可能エネルギー発電設備への
年間投資額は、2023年が6,700億ドルと
2015年比約2倍となりました。片や
送電網への設備投資は3,300億ドル前後と
横ばいです。大規模な送電網整備には
計画から完成まで10年以上かかり、
再エネの電源開発の急拡大に追いつき
ません。世界では、送電網の能力不足
により再エネ発電のうち原子力発電所
480基分に相当する年間3,300テラワット
時が未稼働となっているそうです。
日本では、九州の再エネ発電の出力制御が
大きいです。空調で有利な寒冷地の北海道
にはデータセンター設置の計画が進んで
いますが、送電網不足による電力供給が
不安視されています。