卒業アルバムの国内市場は、年100億円
規模と推定されています。事業者数は
10~20社。少子化で縮小する市場では、
事業規模を維持するためシェア拡大が
求められます。そのための手段として
業界トップのダイコロは、卒業アルバムの
パーソナライズを進めます。たとえば
1ページを個々の生徒専用に割り当てます。
私立校では、全員共通の卒業アルバムに
加え、生徒毎にパーソナル化した別冊
アルバムの作成などの要望もあります。
現在、パーソナライズした卒業アルバムの
比率は5%程度ですが、2029年までに50%に
引き上げる計画です。そのため検品作業の
デジタル化投資をします。
業界2位のマツモトは、デジタルデバイスで
写真を見ることが一般的になっていることから、
デジタル卒業アルバムの実証実験を始めます。