トヨタ自動車の連結営業利益は、
2022年3月期に2兆9,956億円と
過去最高を達成しました。
2023年3月期予想は2兆4千億円と
2割程度の減益を想定しています。
営業利益の増減要因を前期実績と
比較すると(単位:億円)、
23/3期予想 (前期実績)
為替の影響 +1,950 (+6,100)
原価改善 +3,000 (+2,800)
営業面の努力 +8,150 (+8,600)
資材高騰 △11,500 (△6,400)
諸経費の増減 △2,200 (△4,400)
その他 △156 ( △921)
合計 △5,956 (+7,979)
となります。
マイナス要因は、資材費高騰、半導体や部品
不足、物流コストの上昇などが挙げられます。
為替レートは、1米ドル当たり21/3期が106円、
22/3期が112円、23/3期予想が115円です。
1米ドル当たり1円の変動は、営業利益を450億円
増減させます。仮に現在の130円前後で推移すると、
想定以上の増益要因となります。資材費高騰を
販売価格に転嫁されるかが注目されています。