ハス

2060年のカーボンニュートラルを

目指す中国政府は、2030年の電源

構成のうち再生可能エネルギーに

よる発電が40%以上を占める計画を

立てています。

大きな国内市場向けに大量生産をし、

コスト低下が進むと世界市場を席巻

するという産業育成パターンを採って

います。

2021年の世界洋上風力発電市場は、
新規設置量で中国が前年比5.5倍となり、

世界シェア8割に達しました。中国の

累積導入量は英国を追い越し、世界

1位です。
中国の風車メーカーが急成長し、2021

年は世界市場のメーカー別ランキングで

1位から4位までを独占しました。

日本市場が立ち上がる前に日本メーカーが

風車市場から撤退してしまったことから、

富山沖プロジェクトでは中国製が採用

されました。

中国の太陽光発電パネルの世界シェアは

8割。主要原材料のポリシリコンや

ウエハーのシェアは、2025年までに95%

になると予想されています。

電気自動車（EV）のバッテリーの中国

シェアは75％です。
世界の分断が進む中、気候変動問題関連の

社会インフラ投資で中国製品に依存する

リスクが懸念されます。